怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
師走も半ば。師走ってなんだかあわただしかったり忙しかったり。忙しさが積もりに積もっていくとイライラや怒りに変りやすいんですよね。アンガーマネジメントでは、心のコップにネガティブ感情がたまっていくと怒りに変りやすいとも伝えています。
そんなときこそ、心のコップへはネガティブ感情よりポジティブ感情を入れていった方がいいですね。そのためには、ちょっとした出来事も楽しく笑えるようにしたらいいんです。
思いがけないハプニングに遭遇した教師はどうしたか?
教師をしていた頃、毎朝僕は男性職員トイレの掃除をしていました。便器を掃除でスクワットのような姿勢でしゃがんだとき、スーツのズボンから「バリッ」という鈍い音が!?「しまった!」と思ったときには、時すでに遅し。
恐る恐る股の付近を触ってみると、股からお尻にかけてビリリリリと見事に裂けていたのです。
これは当時撮っておいた写真。
その時は、ショックでした。お気に入りの大切なスーツのズボンでしたから。さらに、ショックなのは『これを履いて一日過ごす』ということ。
股を人前で広げたり、階段で下から僕のまたをじっくり観察しなければ、裂けた部分は気づかれにくい場所。黙っていれば、おそらくバレることはないでしょう。
思いがけないハプニングもハッピーな出来事に変換するリフレーミング
でも僕はただじゃあ済ませませんよ。起きた出来事をいかに楽しく、いかに自分にとって良かった出来事にするか?それが僕の得意技。以前のブログでも書いた『リフレーミング』をしたのです。
リフレーミングについてはこちらを参考に➡元教師の講演!アンガーマネジメントと伝え方、長所の見つけかた
そこで僕は次のようにリフレーミングしたんです。
「ズボンが破れてついてない」➡「よっしゃー!これで笑いが取れる」
さっそく、職員室で同僚へ「ズボンが破れたんですが、見てもらえます?」と朝っぱらから馬跳びの土台になるような状態で隣に座っている先生へ見せました。
さらに糸のほつれているところをハサミで切ってもらい、ハタから見ればとっても滑稽な光景。ちょうど職員室へ入ってきた生徒も私の姿を見て大笑い。
そして、朝のホームルームでも「今朝、トイレ掃除をしとってしゃがんだらズボンがやぶれてなあ」と、僕のほうからズボン破れたことを生徒へ報告。生徒も笑顔になって、冬の寒い朝が、何とも言えない暖かな朝となりました
さらに夕方の校外での会議。議長を務めたのですが、あいさつで「朝からズボンの股が破れていまして、早く家に帰りたいので、みなさんスムーズな議事運営にご協力ください」と。参加者の皆さんも笑っておられましたし、そのおかげかどうかは別としてスムーズに終えて変えることができました。
思いがけないハプニングもハッピーな出来事に変える。『リフレーミング』って、こんな使い方ができるんです。リフレーミングは『人生を楽しくする秘訣』ですよ。
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