お母さんの不安を受け止めてくれたお父さんのことを、お母さんが次のように書かれています。
家族や学校のサポートがあるから上手くいく
息子が一歩踏み出して学校に行ってきたことは「とても勇気のいることだったよね、よく頑張ったよね」と主人に言われ、「〇〇(息子さんの名前)、昨日はよく頑張って学校に行けたね。」と伝えました。息子は何も言いませんでしたが、「うん。」とうなずいていました。
日々色々なことが起こり、そのたびに気持ちが動いて嬉しかったり辛かったりの振り幅が大きくてしんどいこともあります。
でもどんな時でも息子のありのままを受けとめ、「ここにいてくれてありがとう」という思いはいつも持っていようと思います。いなっち先生から教えてもらったことです。
いやあ~、お父さんはいいサポート役をされていますよね~。
不登校のお子さんを抱えていると、あるあるなのが、「今日は上手く登校できたから、明日からも!」と、上手くいくことが続いていく期待を持ってしまいがちなんですよ。
ところが親の期待に反して、また休みに入っていくこともあります。そうなると、親の気持ちも落ち込み不安が募ります。
こういうときって、ついついやってしまいがちなのが、パートナーへダメ出しをしてしまうこと。
でも、今回紹介しているお父さんは違っていて、お母さんの不安を受け止め、さらに子どもの『出来ている部分』に注目して認めているということです。
こういったサポートがあるから、お母さんは気持ちを整えることができますし、それができることで子どもの『出来ないこと探し』ではなく『出来ていること探し』をすることができるんですよね。
お子さんの『ありのまま』を受け止め、「ここにいてくれてありがとう」という思いをいつも持とうとされるって、口で言うのは簡単ですが、いざ毎日となるとすごく大変だと思います。
そのためには、一人で抱え込まずに、パートナーや家族、学校の先生やスクールカウンセラーなど、いろんな人からのサポートを受けた方がいいです。
サポートを受けるには、『ヘルプを出す』ということに抵抗を持たないことが大事。
このことについては、ヘルプを言える大切さ!子供の弱さを否定し強さを求める危険性に書いていますので、ご覧ください。
そして、不登校から登校へ変化していくには『スモールステップ』だということを忘れないでくださいね。
少しずつの小さな行動の積み重ねしか、大きな変化へは起きませんから。
だからこそ今回紹介したお母さんのように、子どものありのままを受けとめ、「ここにいてくれてありがとう」という思いを心の支えにして持っておきましょうねー!
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