岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【子供の努力を認めていますか?】
思春期の子どもを抱える親御さん。お子さんの送迎でイライラしてませんか?
実は今ではママとなった我が家の娘が高校生の頃、迎えのことでイライラすることがあったんです。
そんな娘もすっかり母親として落ち着いていて、孫のひなちゃんもママが一番落ち着くようです。詳しくはこちら➡子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記
さて娘の迎えで、当時はイライラすることもあったのですが、ある時から減りました。それはなぜか?
思春期の女子高生が父親をかばう理由とは?
当時、高校3年生娘の迎えについて。
娘から言われた時間に遅れないように行きますが、その時間通りに来ることはほぼなし。だから妻は、そのことで娘を叱ったという報告がありました。
娘はかなり責任感じたのか、家に帰ってサッさとご飯を食べて食器を片づけ、風呂へ入ってすぐ自分の部屋へ。いつもと違って、スムーズな行動だったそうです。
「きっと翌日からは時間守るだろう」と、妻からの報告。「これで時間守らなかったら、相当な奴だなあ」と話をしました。
翌日は僕が迎えに行きましたが、予想を反して15分の遅刻。
「だってお腹が痛かって、急げなかったし」と。はあ~、まあいいですけど。こんなユルユルの我が家。
でも娘も自由にさせてもらっていることは、感謝しているみたいです。
僕が教え子の飲み会に誘われたとき、突然だったので妻に許可をもらっていたのを見ていたようで
「私も自由にさせてもらってるから、おとんも自由にさせてあげて」と妻に言ったとか。
こんなこと言われると、父としては心が「キュン!」ってなっちゃいます。
そうなると、また迎えに行って遅れてきてもいいやって(笑)。まあ彼氏がついてくれているので安心だし。
親は子供の努力へ感謝する気持ちを持つ
そしてまた翌日も娘を迎えに行きました。
「今日こそは時間を守ってください!」と、妻から娘へ念押しのLINEを送っていました。
僕はそれでも期待半分で行きまして・・・、結局5分遅れ(笑)。
娘は息を切らせて車へ入ってきました。こういうとき、多くの親御さんは怒るのかな?
「何回言ったら守ってくれるんだ!?」みたいに。
でも僕は、それを言いませんでした。どう言ったか?
僕「どうしたん?疲れたんか?」
娘「走ってきた」
僕「時間に間に合わせようって頑張ったんじゃなあ」
娘「うん」
僕「そうか、ありがとう!」
僕は娘の努力のほうへ注目して、感謝の気持ちを伝えたんです。
子どもが努力したことは認めてやればいい
「いなっち先生は子どもへ甘すぎる」と思う方もいらっしゃるでしょう。僕の親もそう言いますよ。
でもね、それで娘がとんでもない人へ成長してることもないです。
だいたい僕の親もそうですが、自分が甘えさせてもらってないから、子どもへは『甘やかすべきでない』と思うわけなんです。
僕は娘への対応は甘いと思いません。娘なりの頑張りを認めてやっているだけ。
約束の時間を5分は過ぎてるけど、「間に合わせようと頑張ったところ」へ注目しただけ。
子どもの努力したことは、結果はどうであれ認めたほうがいいんです。
だって迎えの時以外は、学校や部活には遅刻せずに行ってますからね。
あなたは子どものどこへ注目していますか?
・頑張ろうとした『努力』?
・頑張っても出なかった『結果』?
どちらに注目するかで、子どものモチベーションって大きく変わります。
思春期だからこそ、『努力』へ注目してほしいなあと思います。
子供は成長していくほど、どんなに頑張っても結果が出なくなることが増えていきます。結果に注目すればするほど、子どもを苦しめますよ。
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