岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
若い頃、仕事で失敗した経験ってありませんか?
叱り方によっては反省しなくなる
おそらく、多くの方にそういった経験は多かれ少なかれあると思います。
そして失敗に対して、上司や先輩から厳しい言葉や、逆に救われる言葉を言われたこともあると思います。
そういうときには、自分のやったことに対して反省モードに入りますし、次からは同じ失敗を繰り返さないようにしようと思います。それは、子どもも同じです。
ところが自分の失敗に対して、親や教師から叱られたとき、その叱り方によっては素直に反省ができないこともあるんですよね。
「そこまで言わなくてもいいだろう?」
「もうわかったから、いい加減に終わってくれ!」
「なんでそんなに強く叩くんだ!?痛ってえなあー!」
こういう気持ちが生まれてくると、自分のやったことよりも、親や教師の叱り方への不満が強くなって、叱るという本来の目的である『行動を改善する』ということにつながっていかない可能性もありますよね。
特に、親や教師の都合が見え見えの怒り方だったとき。
または、その時はそれほど怒りなど感じてなかったはずなのに、後々になって強く叱られたことを思い起こしてみると、当時よりも腹が立つということはありませんか?
「あのときは自分が悪いと思って素直に聞いたけど、今思い出すと、あんな叱り方しなくてもいいのに!」
実は、僕の妻が「あんな叱り方しなくてもいいのに!」という経験があったのです。
それはいったいどんな出来事だったのか?
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