岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【免許はあっても人の気持ちがわからない人がいる】
さて、あなたはこの意味がわかります?
そして、これを言った人はどんな立場の人でしょう?
実はこれ、2019年6月に書いたブログです。
なぜこのブログを出してきたか?
それは、コロナで子育てや人間関係に困っている人のために行っていた【いなっち先生の無料相談開催】がきっかけなんです。
学校へ行きづらくなっているお子さんのことで相談された方がいらっしゃいました。
「スクールカウンセラーに相談したけれども、すごく違和感があった。」と言われたんです。
詳しいことを聞いていると、カウンセラーとしてやってはいけないことがありました。
そこで今回紹介する以前のブログ【免許はあっても人の気持ちがわからない人がいる】を思い出したので、紹介しますね。
不登校問題は発想の転換が必要
免許と言っても、自動車の免許ではございません。教員免許のことです。
これを言ったのは、現役高校生です。
僕たち夫婦は、この言葉を聴いたとき、思わず笑ってしまいました。
なぜなら、高校生の言った意味がすごくわかるので「うんうん、あるある!」って思ったからです。
実は昨日、鳥取で開催された日本財団主催の「学びにくさゼロの地域のつくり方」子どもの学びサポーターズセッションに参加してきたのです。
不登校問題について、様々な立場の人と意見交換をしたり、現役高校生の意見も聞かせてもらうことができました。
グループごとに地域で不登校対策としてできることは何かについて考え、ポスターにまとめて最後発表しました。
僕たちのグループは、『学校以外に行ける場所をいっぱい作ろう!』と考えたんですね。
学校へ行けない子どもの居場所づくりは大切ですが、そこへ行けない子どももいます。
それならいっそのこと、居場が子どもの家までいったらどう?
ということで、キャンピングカーを居場所にしてもらって、子どもの家まで迎えに行く自動車をキャンピングカーにして、その中で悩みを相談してもいいし、勉強を教えてもらってもいい、ときにはどこかへドライブへ行ったりするのもありかなあって考えたのです。
僕は今回2日目からの参加でしたので、実質考えたのは他のメンバーです。
僕はキャンピングカーを描かせてもらいました(笑)
こういった発想の転換ができるのも、いろんな立場の方がいるからだなあって、すごく新鮮な気持ちになることができました。
教師は子供と保護者の気持ちを最優先にしていく
最後に、現役高校生からの意見発表がありました。
そのなかで、『免許はあっても人の気持ちがわからない人がいる』と言った女の子がいたんです。
その意味を次のように言ってました。
『免許はなくても人の気持ちをわかってくれる人がいるし、免許はあっても人の気持ちがわからない人がいるから、もっと学校には自由にいろんな人が関われるようになったほうがいい。』
このようなことを言ってくれた高校生の気持ち。
これは学校現場での事実だと、僕たち夫婦は感じています。
そして、教師はこういった高校生の気持ちに、もっと真摯に対応する必要がありますよ。
ここからは、無料相談を受けてくださった親御さんのことです。
スクールカウンセラーへ相談したら、すごく正論を言ってるけれども、自分がやってきた子育てを全否定されたような気持ちですごく嫌だったとのこと。
どうやらそのカウンセラーは、元教師だったようで、すごく先生っぽい言い方で上から目線だったそうです。
これって、カウンセラーとして一番やってはいけないこと。
カウンセラーに限らず、教師もやってはいけないことですよ。
じゃあ僕は、生徒の気持ちや保護者の気持ちをすべてわかっていたのかと言われたら、それは100%できていたとは言えないですし、無理なことです。
でも、気持ちをわかろうとする努力はしていたと、自信を持って言えます!
学校へ行きづらい子どもの気持ちを聴きながら、その保護者の気持ちに寄り添いながら、少しでも楽になってもらい、学校へは行けなくても、長いスパンで考えたら『行けなかったことも良い人生経験になった』と言ってもらえるようにはなってほしいと関わっていました。
子どもの気持ちと保護者の気持ちを最優先に関わることが、先生にできる一番大事なことだと思います。
成績とか、それはあとから何とでもなるんです。
まずは、子どもも保護者も『心』が安心安全な状態にならなきゃいけませんからね。
今僕ができることは、少しでも子どもや保護者の安心安全な状態にできるお手伝いをと思って無料相談やってます。
諸所の事情で、そろそろこの企画も終わりにしますので、お早めにご予約くださいね。
いなっち先生の無料相談開催
おかげさまで現在16名のかたから相談をいただきました。ありがとうございます。
岡山県内だけでなく、鹿児島、長崎、佐賀、鳥取、兵庫、大阪、愛知、静岡、神奈川、千葉、さらには海外のドイツまで。
2020年5月31日で受付終了です!
親子関係や子育てのことで誰かに悩みや愚痴を聴いてもらいたいけど、コロナウィルスの影響で人との接触は控えたい・・・。
学校の先生に話すほどではないかもしれないし、先生には話しづらい・・・。
職場での人間関係でモヤモヤ・・・。
こういったことを一人で抱えていませんか?
そこで期間限定の特別企画。
相談はしたいけれど、相談料の振込で外出は自粛したい。
子どもが小さいから相談料の振込に行くのも一苦労。
そんなかたのために、無料相談にしました。
『いなっち先生ちょっと聴いて!』
24年間の教師経験と産業カウンセラーの資格も持っている僕が、お悩みや愚痴などをオンラインやお電話で聴かせていただきます。
普段なら、個人カウンセリングは1時間1万円ですが、日本全国でいろんなお悩みを抱えている方が少しでも楽になってもらえばと思い、特別企画です。
お問い合わせは以下からどうぞ。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。