怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
『わかりきっていることを言われると腹が立つ!』
これは昨日の金沢商工会議所でさせていただいた、クレーム対応能力向上セミナーに参加されたかたの一言。
そうなんですよ。大人でもそうですから、子どもだって同じですよね。
「言われなくても、わかっとるわー!」って言いたくなります。
兄弟といえど個性がバラバラなのは当然
さて話はかわりますが、昨年から我が家がめちゃくちゃハマっている鍋の出汁がこれ!
実はこれ、昨年佐賀県神埼市の講演でご縁をいただいた醤油屋さんの奥様からいただきました。
魚でも肉でも野菜でもどんな鍋の具にも合う飽きのこない美味しさに夫婦ですっかりハマり、再度注文したんです。
そして届いた商品といっしょに説明書きなどが入っていたのですが、その封筒がなんとも温かかったんです。
手書きなんですよ。素敵でしょう?僕のブログをいつもご覧くださっているそうです。
ちなみに、奥様もブログを書かれていますので紹介します。
➡吉野ヶ里の醤油屋おかみのブログ
『個性大事』って書かれています。大事なことですよね。
ところが親って、我が子の個性が大事だと思いながらも、よその子どもと比べたりして「うちの子どもってこれでいいのだろうか?」って不安になったりすることもあります。
とくにこの時期は、高校も大学も入試真っ只中。
子どもというのは世界でたった一人で唯一無二の個性だとわかっていても、スムーズに志望校へ合格していくよその子どもを見れば、親も穏やかに毎日を過ごせなくなるもの。
これは兄弟間でも同じで、我が家は3人子どもがいますが、比べるつもりはなくてもいろいろと思うことはありますよ。
長男は、高校も大学も就職も自分が行きたいと決めたところに一発でスムーズに決めてきました。
次男は、高校入試のときも途中で志望校を変更し、大学も志望校を変更し、さらに1年間浪人して本当にやりたい勉強のできる大学へ入学しました。
長女は、なんとなく楽しそうだなと思う判断で高校も専門学校も決めました。
長男と長女は『器用』なタイプで、次男は『不器用』なタイプ。
でも次男は、ものすごい努力家。
次男が高校生のとき、当時僕が朝4時起きだったのですが、次男は僕が「おはよう」って言ったら「おやすみ」って寝ることも時々ありました。
勉強をやっても、とても時間がかかるタイプでした。
浪人して同級生よりは1年遅れましたが、本当に自分が行きたい大学を浪人中に見つけることができ、次男にとってそれは回り道ではなく、必要な時間だったんだなって感じます。
それは次男自信も以前のブログ センター試験の失敗が幸せ?言葉の力で思考と行動を変えた子ども で言っています。
大学センター試験の前に親ができるのは裏方
成長のスピードは、兄弟と言えど同じスピードじゃないですね。
まして同じ学年の子ども同士で赤の他人ならば、なおさら違って当然。
いよいよ今週末が、大学センター試験。
例え入試で子どもの想い通りになっていかなくても、それは遠回りだとか、失敗だとかって捉えない方がいいと思うんです。
『遠回り』『失敗』って、マイナスなイメージでじゃないですか。
『貴重な経験』『人より多くの体験を積んだ』って、プラスに親がとらえていれば、子どもだって安心して入試へ向けて取り組んでいけますよ。
「そんなことでは、試験に落ちるよ!」
「いいかげんに勉強に集中しないと、今週末よ!」
わかりきったことを言って、余計な不安をあおるのはやめたほうがいいです。
子どもだってわかっていることですから、わかりきったことは言うのを止める!
それよりも子どもが自分のやるべきことに精いっぱい力を出し切れるようにサポートする。
黙って裏方に徹することが、親にできることなんです。
どんな出来事も必ず子どもの成長につながると信じておきましょうね!
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