親子の会話が少なく ても大丈夫!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ子供へ感謝を求める 不要!親は育ててやったと思わないで、子供へ感謝を求めるよりも大切なことについて書きました。
そんなことを書く僕ですが、実は我が子に対して「少しは感謝してくれよ!」って思うことは、よくあったんですよ。
現在ママになった娘が高校生だったとき、娘を毎朝車で学校近くへ送って行ってたときのこと。
娘が車から降りるとき「行ってきます」と言うときが少なかったんです。
「行ってきますくらい、言うべきだろう!」と、軽くイラッとしました。
だからといって、その場で叱ったりしませんが、なんか寂しいというかモヤモヤした気持ちになりました。
家を出るときは必ず「行ってきます」と言ってましたけどね。
あなたは人生に感謝ができていますか?
そんなモヤモヤした気持ちになりかけていたんですが、家にあったある本を読んでいてスッキリしたのです。
著者は児童精神科医の佐々木正美さん。
この本は、精神分析家のエリクソンの理論【ライフサイクルモデル】について、書かれています。
【ライフサイクルモデル】を簡単に言えば、人生を8期に分けて考え、それぞれの時期に人間の発達に重要な課題があるということなんです。
親子の会話が少なく てもつながりは消えていない
この本の中で、あるお母さんが新聞に投書した内容について書かれていました。
高校生になった息子が親へ対して愛想もなく口数も少なくなったのだけれど、たまに「今夜の夕飯はなに?」というメールが入るそうです。
また、息子のためにご飯を作っても「おいしいなんて言われることはめったにない」とのこと。
でも、投書をされたお母さんはそれでいいと思っていると。
それはなぜか?
次のページへ続く。
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