岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今回は妻が以前書いてくれたブログをリメイクしてお届けします。
親の励ましが子どもの重みになることも
いなっちの妻です。
尾木ママがパーソナリティをつとめるNHKの番組『うわさの保護者会』で、いじめについて取り上げていました。
娘さんが中学生の頃、いじめにあっていたというお母さんの話。
お母さんは励ましていたつもりが、娘さんはお母さんの言葉に追い詰められることもあったとか。
そのお母さんが次のようなことを言われています。
「社会に出たら自分と合わない人や、うまくなじめない人がいっぱい出てくるじゃないですか。
(娘に)強くあってほしいという思いが強すぎて・・。
中学校の時期っていうのは、今思えばそんな時期じゃなかったと思うんですね。
ぎゅっと(抱きしめて)いいよ、いいよってもっと言ってあげれば、あの時の彼女はもっと楽だったんじゃないかな?と思いますね」
もう一人のお母さんは、我が子がいじめにあった体験についての話です。
「私はうちの子がいじめに合って、少し良かったなって思っていて、弱い人の気持ちが分かるようになって、一人ぼっちの子に声をかけようと思える子になれたので、私は良かったなって思っています」
いじめを耐えて乗り越える必要はない
「社会に出たらいろいろな人がいるから乗り越えなければ・・」
親・先生・大人がよく言う言葉ですが、私は聞くたびにモヤっとします。
尾木ママもモヤっとされたようで
「そんな辛い思いをさせて習得させたくない~!そんなわざわざ傷つけ合って“切ると痛いわー”って覚えるのは違うと思う」
「人権は日常の中で親が教えるもの。
事件やドラマやニュースを見て、“ママこんなの許せないわ”“いやだわ~”など感情表現をする。
人間らしさを大事にする価値観を親が表現する。非人間的な事、人間の尊厳を傷つけることは許されないんだと発語する日常生活を意識しましょう」
と言われました。
たわいない日常会話こそ子どもの元気の源
さらに番組では、中学時代にテニス部でいじめを受けていた女の子の話がありました。
いじめを受けていた彼女は、一人だけたくさんの荷物を持たされて他の子たちは笑って見ていたそうです。
その中には、小学校の頃の仲良しもいたとのこと。
でも学校から帰ると、お母さんの美味しい食事があって、家族で食事しながらたわいない日常の話をして、笑ったりしていたら、明日また頑張ろうと思えたそうです。
逆に、家族といじめについての話し合いをするのは、苦痛だったそうです。
そういえば、長男の吹奏楽部の顧問の先生が「これがあれば幸せ♡」と、よくおっしゃっていた3つのものがあります。
「音楽」「出会い」「美味しい食べ物」
音楽など趣味や楽しみ、支えてくれる家族や話を聞いてくれる人との出会い、美味しい夕食。
今回の話と重なるなあ、と思ったのでした。
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