子どもへ「勉強しなさい!」を言いたくないのに、思わず言ってしまうあなたへ。
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
かなり前のことなのですが、こんなことを言われたお母さんがいらっしゃいました。
息子の成績を気にする余り、いつも「勉強!勉強!」と言ってしまっている私がいます。
中学受験中もガンガン怒鳴ってやり込めてしまいました。
イライラする自分を変えたいオススメの方法とは?
「言わない方がいいと思っているのに、つい子どもへガミガミ言ってしまう」
「勉強しない子どもを変えようとして怒るばかりしてしまう」
先ほどのお母さんも「このままではいけない」とわかっているのに、ついつい言ってしまうとのこと。
「自分を変えたいと思っても、なかなか変えられい」
これはある意味、自然なことなんです。人間は変化を嫌う生き物ですから。
そこで、自分を変えたいと思う親へオススメのアンガーマネジメントテクニックとは?
『変化ログ』
自分の目標と変わっていくための具体的なステップを理解し、行動へ移すことができるようになります。
次の内容を書いてみましょう。
1.自分が変えていきたいと思うこと
2.変わった場合、どんな気持ちになるか
3.変わるために何をしたらよいか
4.いつまでに変えるのか
ただし、あまりにも大きな変化を書くと、ステップが具体的にならず、行動へ移せなくて嫌になってしまいますからご注意ください。
自分では大した変化じゃないと思うことでもいいですから、ほんの少しの変化に気づくことが大切です。
例えばいつもなら、「いいかげんに宿題しなさい!」と言うところを、「宿題は終わった?」で済ませられた。
こんな小さなコミュニケーションの変化でいいんですよ。
小さな成功体験の積み重ねが子どもに良い変化を生む
さらに、この『変化ログ』で「できたこと」を記録すると効果大!
その方法が
『サクセスログ』
というものです。
「自分ができたこと」「うまくいったこと」を記録します。
次の内容を書いてみましょう。
1.成功したことの日時・場所・内容
どんなに小さなことやささいなことでも記録しましょう。
例『息子のテストの点数が悪くても、とりあえず「お疲れさま」と言えた』
2.協力者の名前・役割・協力内容・発言内容
だれかの協力があったばあいに記入。
3.成功の原因
苦労したこともあれば書いておきます。
4.成功したときの気持ち
ほんとにささいなことでいいので記録してください。
これを続けると、自分を肯定的に見る癖がつきます。当たり前のようなことに目を向けるようになれます。
だから、「毎日こんなに多くのことができている」と自信がついてきます。
イチロー選手の名言にもありますよね。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
だから、親の小さな成功体験の積み重ねが、子どもに良い変化を生み出しますよ。
他人と過去は変えられない。
わが子といえど、それは同じ。
自分と未来は変えられる。
まずは、親が自分自身を変えてみることをやってみませんか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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