岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
入試前でもダラダラ過ごせている子どもは安心です!
2~3年前だったかな?僕が教師時代、若い頃にお世話になった大先輩の先生に偶然会いました。
その先生はすでに定年退職され、ある進学校へ非常勤で勤務されているとのことでした。
その先生は、勤務校の生徒の様子を次のように言われたんです。
「テストの点とるのは上手じゃけど、自分たちで話し合ったり考える力に欠けるなあ」
さらに、その先生はこう言われました。
「これはテストに出るぞ!って言うたら、急に真剣な目つきになってなあ・・・」
結果を出すことには、こだわる子ども。
もちろん、結果を気にすることは悪いことじゃないです。
自分の成績を真剣に考えていて良いことですが、成績という結果だけにこだわるのは問題ありかなと思います。
親が望むいい子が本当のいい子とは限らない
親が子どもに対して何を重視してきたか?
すごく大きな影響を子どもに与えていますよ。
テストの結果が良ければ、褒める。でも結果が悪ければ、怒る。
子どもは親から褒められたい。親に認めてもらいたい。
だからとにかく、結果を残すことだけに一生懸命になる。
いい子でいようと努力するわけです。
親は子どもが自分の思い描いたとおりの結果を残してくれれば喜ぶ。
そうなると、子どもはありのままの自分を出せなくなるんですよね。
だれだって失敗するときも、成功するときもあります。
でも、どんなときでも親は受け入れてくれるという、無条件の安心感こそ真の愛情。
そんな無条件の愛情がないまま、条件付きで子育てして子どもは健全に育つでしょうか?
親が思う『いい子』。それは、親が望む『いい子』であって、本当の子どもの姿ではないかもしれません。
いい子に育てようとしないのがいい子育て
子どもを親の思い通り育てないことです。
親の評価ばかり気にしている子どもは、怒られることを極端に恐れます。だから、失敗することも恐れます。
失敗することを恐れれば、チャレンジもできない。
失敗をどれだけ経験させられるか?
これも子育てでは大切なことですね。いい子に育てようとしなければいいんですよ。
親も子育てで試行錯誤しながらやっていけばいいと思います。
完璧をめざすと子どもも親も息切れしちゃいますから。
だから入試前だというのに、ゲームしたりスマホいじったり、自分の好きなことをして家で過ごせている子どもは、とっても健全な証拠。
親の目を気にしていない、素の自分を出せているって素晴らしいことです。
親の言いなりになっていない子どもは、親から見ればとっても心配かもしれませんが、長期的な視点で見れば、自分の人生を歩んでいけるたくましさをもっていますから安心なんです。
だから、目の前の子どもの行動に右往左往されないように、親が自分自身の感情コントロールを上手にできるようになっておきましょう。
それがアンガーマネジメント。
僕もアンガーマネジメントを失敗しながらでも続けていったことで、大きく変わることができました。
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