怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもにやらせてみるのを恐れていませんか?
子どもを心から信じていますか?
子どもへ求める親の「べき」が怒りのもと
先月講演させていただいた、兵庫県西宮市立広田小学校PTA様より感想をいただきました。
感想のなかに、とても良い気づきをされているものがあったので紹介します。
先生の講演を聞いて、子どもの有り方、そのままで良いんだ~!と分かることができ、無意味(自分でもうっすら気づいてはいたのですが)な、こり固まった「べき」を捨てることができそうです(元々自分の怒りの沸点が低いのも認識しました)
さっそく子どもの短所を長所にきりかえ言葉に出してさりげなく実践してみます。
まずは「ありがとう」の気持ちを表現するところからですね。
とても楽しく、ずっと聞き入ってしまう講演でした。
またお話を聞きたいです。
子どもへ求める理想や願望の『こうあるべき』。
親の子どもへ求める『べき』は、他人に対してよりもより強く求めてしまいがちです。
そしてその数も多いんですよね。
自分の『べき』が現実で裏切られ、理想と現実のギャップが大きければ大きいほど腹が立つのです。
人の思考はネガティブに考えるようになっているので、我が子のできないことや失敗などに不安を感じます。
それは自然なことですが、その不安を少しでも取り除こうと親は必死になって、子どもへあれこれ言いすぎてしまうわけですね。
あれこれ言う前に、まずは子どもにやらせてみて経験させたほうがいいです。
子どもが経験して自分の行動を決める大切さ
子どもが自分で経験して、そこでどう感じるのか?その後にどうしていくのか?
親に言われてしぶしぶ行動するよりも、よっぽど効果がありますよ。
このことについて、実際にお子さんへ実践されている親御さんの感想があったので紹介します。
先生の人柄をとても良く感じる、面白くて学びの多いお話でした。
普段子どもに対してはあまり怒りたいほどの感情は出てきません。
宿題をやらなくても待っていれば、寝る直前にあせってやります。
あせってやらなくてはならない状況になることを自分で感じて学んでくれたらいいと思います。
ゲームをしたいとき、一度「夜通しやってみたら~」と提案しました。
夜中1時頃までゲームをしていたようです。
翌日寝不足で、どうも体の調子が悪いと本人は感じていました。
実感を通して成長くれたら、子どもにも人権があるし、まずは話を聞いて受け入れます。
それでいいかなあと思っています。
子どもが実感して、自分の行動を決めていく。
これが自分の行動に責任を持つということになっていきます。
「そんなことをしたら、子どもが大変なことになる!」
と、思っているから子どもへ任せることができないんですよ。
それは自分の子どものことを心から信じることができていないんです。
親はどっしり構えて、「やってみたら?」と任せて見守ってみましょう!
どうしても子どもが困った時、いつでも助けを求めてくれればいいという『安心感』を子どもへみせてやることが、親の役割だと思います。
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