怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【子どもへ求めるハードルを下げましょう!】
世の中の親御さん見ていると、子どもへ求めすぎ!
「これができたほうがいい」「ここへ進学しておいたほうがいい」
ヒドイ人になれば、「ここにあなたは行くんだよ」って、高校の横を散歩しながら洗脳する親も・・・。
それが子どものためになるから?
「アホなこと言いなさんな」と思います。
子供へ求める理想や願望を捨てましょう
子育て講演の依頼をたくさんいただきます。
講演では、「子どもへ求める【べき】を断捨離しましょう!」ってお伝えしています。
ある講演会でいただいた感想が印象的だったので紹介します。
お話を聞いて、自分の子ども達への接し方について、反省する点ばかりでした。
まず、子どもへの「べき」が多すぎることです。
学校から帰ったら勉強すべき、ゲームの時間は1時間にすべき、野菜は残さず食べるべき、夜は9時には寝るべき・・・など、自分の価値観を子ども達に押し付けています。
また、のんびりとした性格の次男に対して、1日に何度も「早くしなさい!!」と言うことについても、これをもっと肯定的に考える訓練を自分がしていかないと子どもの自己肯定感が育っていかないと感じました。
子どもに「家でダラダラしてくれてうれしいワ~」とは、なかなか思えませんが、否定を肯定に変えるトレーニングは、できる範囲でしていきたいと思います。
今日の帰り道、早速長男に「べきは、やめてくれよ!」と言われました。
気をつけようと思います。
この感想を書かれたお母さん、とても良い気づきをされていますよね。
子育ての結果は孫の代へ現れる
子どもへ求める【べき】が多すぎると、子どもへ怒る回数は間違いなく増えていきます。
怒られる回数が増えれば、子どもはどんどん嫌な気持ちになります。
嫌な気持ちになれば、やる気もどんどん減っていきます。
ある程度は、怒られないようにと頑張りますが、それは続きませんよね。
「これはこうするべき」が多すぎて困る親御さん。
それは、親自身の問題なんだろうって思います。
自分自身が、子供の頃から自分の親に言われ続けてきたことが、良くも悪くも自分の価値観になってしまうんです。
自分が親から言われてきたことを、一度振り返ってみるといいですよ。
それを「子どもへ押し付けていないか?」点検してみましょうね。
『子育ての結果は、自分の子どもではなく孫の代に出る』
って、聞いたことがあります。
あなたが良かれと思って子どもへ求めていることは、子どもだけでなく孫の世代まで影響するんですよ。
今一度、見直してみてみませんか?
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