怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回は父の日メッセージをくれた娘について、ブログへ書きました。➡ガミガミクドクドの説教は逆効果!子供の反省に必要なことは?
そして今日は、次男から父の日&母の日の両方を兼ねて、プレゼントが届いたのです。
何やら、しゃれた包装。
中身を出してみると、なんとワイン!
まだ大学生なのに、こんなことしてくれるなんて!
次男は、考えすぎるくらい物事を深く考えるところがあります。
だからきっと、お父さんとお母さんの二人が喜ぶものを考えてくれたんでしょうね。
そんな次男が高校生のとき、次男らしい印象深いことがあったので、過去のブログですが紹介しますね。
褒めなくても子どもはヤル気になる
それは夕方のこと。
次男が、晩ご飯の前に台所に置いてあった水筒や弁当箱を洗ってくれたんです。
その時の僕との会話から、次男からまたまた出ました『次男の名言シリーズ!』
僕「ありがとう!」
次男「ん・・・?」
なんだか納得のいかない顔
僕「どうした?」
次男「『ありがとう』は、なんか違う」
僕「じゃあ『助かるわ』とか?」
次男「う~ん、それも違う」
僕「じゃあ、どう言ったらいいの?」
次男「何も言わなくていい」
僕「えっ!?」
次男「これは当たり前のことだから。普通にできて当然だから」
僕「まあー!」
僕はビックリです。もし僕ならば、洗い物をした後に妻から「ありがとう」を言ってもらいたいのに、なんかもう父親として恥ずかしくなる、ドカーンとなぐられたような出来事でした。
条件付きで子供を認めるより、無条件で認める
僕たち夫婦は、子どもに対して「これくらいできて当然」なんてことは、今まで言ったつもりはありません。
むしろ、子どもへはそういったことは言わないようにしてきたつもり。
だから自然に子どもの方から、そういうことができるようになれば、まあいいかなくらいで思っていました。
何かができたから褒め、できなかったら叱る、そういう『条件付き』の対応は、できるだけしないようにしてきたつもりです。
『条件付き』で、子どもを叱ったり褒めたりしていると、条件をクリアできないと思うと、子どもは自分から行動を起こさなくなります。
また、条件をクリアしても、それが当たり前のことだから褒めてもらえないとなれば、子どもは「じゃあ、もうやらない」と、行動を起こさなくなります。
条件を満たそうが、満たすまいが、「あなたは、あなたのままでいい」という、『無条件の愛』が大切なんですよね。
それが本当の『自己肯定感』を育てるコツです。
あなたはどうですか?一度、お子さんへの関わり方を見つめ直してみてください。
僕は当時、またまた次男からハッと気づかされ、僕自身が当たり前にいろんなことができるよう、次男を見習いたと思いましたよ。
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