怒りも悲しみも大切! 感情はバランス !
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
次男が高校生の頃、オープンキャンパスへ送って行って待っている間に妻と二人で映画鑑賞へ行きました。
あれから6年。そういえばこの時以来映画館へ行ってないかも?
観た映画は『インサイド・ヘッド』。簡単にストーリーを紹介しますね。
インサイド・ヘッドで感情の大切さを学ぶ
ライリーという少女の感情をコントロールしている司令部が、彼女の頭の中にあります。
感情の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情がキャラクターとして頭の中に司令室をかまえて、ライリーの幸せな生活を支えていました。
ライリーは家族の都合で引越し、転校をすることとなり、そこから彼女の感情に大きな変化が現れます。
その大きな変化のきっかけとなったのが「カナシミ」の感情でした。
そして「ヨロコビ」と「カナシミ」の感情は、「カナシミ」のミスで司令室から放り出されてしまいます。
わかりやすく言うと、ライリーの感情から「喜び」と「悲しみ」が機能しなくなってしまうわけです。
残った感情は「怒り」「ムカムカ」「不安」だけになります。
さらに追い打ちをかけるように、ライリーは引越と転校で不安やイライラがたまっていました。
これでは自分の困難を乗り越えるための、前向きな気持ちが起こりません。
そこで「ヨロコビ」と「カナシミ」が何とかして司令部へ戻ろうとするわけです。
喜びが必要なのはわかりますが、なぜ悲しみも必要なのでしょうか?
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