朝の準備が遅い子供 へ怒らなくて済む!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
朝の準備が遅い子供 へ怒ることに対して「子どもが私を怒らせる」「出来事のせいで腹が立つ」っているあなた。原因はあなたの外にあるということですよね?
いえいえ実は、原因はあなたの中にあるんです。
朝の準備が遅い子供 へ怒る原因は親の中にある理想
アンガーマネジメントでは、怒る原因のことを『べき』と呼んでいます。
自分の理想や願望、譲れない信念や思い込み。それが『べき』。
朝は「早くしなさい!」って言われなくても、自分で準備ができるべき。
子どもへこういった『べき』を求めている親御さんも多いことでしょうね。
数年前、津山市内で子育て座談会へ呼んでいただきました。
「朝の子どもの準備が遅くてイライラする」と言われたお母さん。
そこで、このお母さんに聞いてみました。
僕「自分から準備がスムーズにできて、早くしなさいって言わなくてすむ日もありますよね?」
お母さん「確かにありますが、できる日は全体の1割くらいですかね?」
僕「だったら、できる日に注目するようにしましょうよ」
私たちは、できないことが毎日のように続くと、『いつもできない』って決めつけてしまいがち。
でも、このお母さんが言われたように、1割でもできる日があるはずなんです。
その1割のできたとき、子どもへ声をかけることがすごく大切!
「助かるなあ」「嬉しいわ」「ありがとう」
こういった、感謝や喜びを伝えてやるだけでいいですよ。
当たり前と思うから、できたときに声をかけないし、できていることにさえ気づかなかったりするわけです。
お子さんの行動で、できないことばかりが気になっているときこそ、『できている』ことに注目してみてくださいね。
さらに、親が意識しておいた方が良い習慣があります。その習慣とは?
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