岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【人は自分の思い通りにならないし、思い通りにしてはいけない】
このことについては、子ども対象の講演で時々話をすることです。
これは、親が子どもへ対しても同じで大切なこと。さらに親に対しては、次のことを意識したほうがいいです。
【親は子どもへ諦める気持ちを持つ】
このことについては、前回のブログ諦めることは前向き行動!子ども夫も許す妻の肯定的思考でも書いています。
孫のひなちゃんは、どんどんと成長しています。詳しくは子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記
をご覧ください。
ひなちゃんを見ていると、親って生まれたときからの成長をずっと見てきているから、子どものことは今現在まで全てを知っているという気持ちになるだろうなあって思うんですよ。
この気持ちは「我が子は親のものだ」という強い想いになってしまう可能性があるわけです。
でも、親の想いと子どもの想いに、いつかはギャップが生まれますよね。
この気持ちが子供へイライラしたり、怒ったりする原因になっていくこともあるのです。
子供は親よりも経験が少なく未熟なのか?
親って、子どもより長く生きています。長く生きているから、子どもよりも人生の経験は多い。
だから子どもにあれこれ口出せる権利があるのか?
僕は違うと思うんですよね。
我が家の3人の子どもたち。吹奏楽、マネージャー、映像制作、栄養学、税理士、宅建、ファイナンシャルプランナー・・・。僕たち夫婦の知らない世界ばかり。
口出しなんて全然できませんし、逆にいろんな話を聞かせてもらって、知らない世界を教えてもらってます。
子どものおかげで知る世界もあるわけですよ。子どもだから未熟なんじゃなく、一人の人として尊重する。
これが子どもの自立を応援することなんだと思います。
子育てで子供へイライラしたら、諦めること
子どもに対して諦めるだなんて「そんな無責任な!」って思うでしょ?
いやいや、ちょっと待ってください。
『諦める』
この言葉、どんなイメージがありますか?
・途中でやめる
・放り出す
・やる気をなくす
辞書にも次のように書かれています。
もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。
なんだかマイナスイメージじゃないですか?実はそうじゃないんです。『諦』を辞書で調べると
あきらか、つまびらか、あきらかにする、つまびらかにする、まこと、真理
つまり、子どもへイライラしたとき、まずはその原因を『あきらか』にさせるんですよ。
親の子供への想いを一度あきらかにしてみましょう
なんで子どもへイライラするのか?その原因はなんですか?子どもが悪いの?子どもが原因作っているの?
実は親の思うようにいかないから、親の都合で勝手にイライラしているのかもしれませんよ。
子どもは一人の人間であり、子どもの人生があります。
親は勝手に子どもの人生のレールへ乗っかってませんか?
子どもの通行妨げて進路妨害してませんか?
あたらしく親がレールを敷いてませんか?
それよりも「我が子はどんな子なのか」あきらかにして、理解を深める、それが大事です。
ぜひ一度『あきらか』にしてみてください。そして、今日から諦めましょう!
思春期の子育ては思い切りが必要
『あきらめる』の類似語に『思い切る』があります。
『思い切る』とは?
決心する、覚悟する
思春期の子どもは、親からどんどん離れていこうとします。
そこには、親の『決心』と『覚悟』が必要!
子どもにいつまでも親の理想を託さないこと。
親は自分の人生をどう生きるか?『思い切って』思考をチェンジしてみませんか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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