怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもの気持ちを察していますか?
子どもの気持ちに共感していますか?
冬休みも残りわずか。そして年末年始休暇も今日で終わりという方が多いことでしょう。
正月気分が抜けきらないのは子どもだけでなく大人も同じなのに、子どもへは「いつまで正月気分でいるの!?」「3学期の準備は大丈夫なの!?」と、まるで自分へ言い聞かせるかのように、子どもへ当たり散らしていませんか?
子どもが自分で動けるようになるポイント
ついつい親というのは、自分の都合で子どもへ指示を出しがち。
子どもが自分で動けるようになるときって、親があれこれ指示をだすより、もっと大切なことがあるんですよ。
そにポイントが次の2つ。
①子どもの気持ちを察する
②子どもの気持ちに共感する
これを普段の生活の中でやっていれば、自然と子どもは自分で動いてくれます。
特に、子どもが怒っているときに『察する』と『共感』は、すごく大切!
それを子育て講演でも伝えているのですが、早速実践してくださったかたの感想が素晴らしいんです。
怒りの裏に隠れている感情のところもすごくなるほど!!と思いました。
お話を聞いてから家で子どもがお風呂に入りたがらなく、リカちゃんのおうちごっこしたい!!と怒って暴れて泣きわめいてたので、怒らず「今日、何か保育園で嫌なことあった?疲れたの?」と聞くと「一人で遊びたくなかった・・・」と話し始めて聞いていたら、保育園で友達と一緒に遊びたかったのに仲間に入れてくれなかったようでシクシク泣き出しました。
そこで教えていただいた「はひふへほ」「そう」「オウム返し」を実践しました!!
そしたら落ち着いてきたので、ギューッと抱きしめてあげました。
その後のお風呂もすんなり入ってくれて、すごく効果を実感しました。
これは、京都市にある『こども園いしはら』で講演させていただいたときの感想です。
子どもの気持ちを察すること共感することだけでいい
怒りの裏には、「悲しい」「疲れた」「苦しい」「つらい」「不安」・・・といったネガティブ感情が溜まっていて、これは大人も子どもも同じ。
だから子どもが怒っていても「そんなことで怒らないの!」と、親の都合で一方的に抑え込まないほうがいいんです。
親が一方的に言うより、子どもの怒りの裏にある「ネガティブ感情は何か?」を『察する』ほうがいい。
そして、子どもの気持ちに『共感』してやるんです。そのときに「はひふへほ」「そう」「オウム返し」が役立つんです。これは講演でお伝えしていること。
これを講演後に早速実践されたことで、娘さんも気持ちが安定して自分でお風呂へ行ったようですね。
ギューッと抱きしめてあげたのが、さらに効果倍増だったと思いますよ。
『共感&スキンシップ』は、子どもの心を満たす最高の栄養ですからね。
ということで、冬休みの終わりを迎えて子どもが宿題で焦っているなら、ガミガミ言うよりも子どもの気持ちを察して共感してみましょう。
思春期のお子さんだったら、ギューッと抱きしめることは難しいと思いますので、「宿題大変だね」とか「頑張ってるね」とかで充分です。
あとは、子どもの自己責任で見守っておきましょうね。
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