怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
先日のこと。妻と車に乗ってコンビニ横で信号待ちしたとき、コンビニから金髪の少年と茶髪の少年2人が出てきました。
どう見ても中学生か高校生。それを見て僕たちはこんな会話をしたのです。
金髪の少年から親の関わり方を考える
僕「あれってどう見ても中学生か高校生じゃろう?」
妻「春休みになったから、茶色くしたんじゃない?」
僕「そうかもしれんな。中高生ならたまにやるやつがおるわなあ」
妻「それを平気で許す親がいるんだよね~。小さいころから『おめえなあ!』とか、すごく雑な言葉でおこられてそうだなあ。それも、怒らなくていいことに対して」
僕「あるなあ、スーパーとかファミレスとかでも、子どもだからそういうこともするだろってことに怒鳴ったり。そういえばこないだスーパーでまだ保育園の年少くらいの男の子が一人でお菓子売り場におったが」
妻「うんうん居たなあ。あれも私だったら絶対にあんなに一人にさせんかったよ。ああいう人は、一人にさせておいて子どもが勝手にお菓子をたくさん持って来たりすると『あほか!』とか『勝手に持ってくるな!』とか言って怒鳴るんよ。子どもをほったらかしにしておいて、自分の都合だけで怒る。どう考えても理不尽」
僕「ほんとそうじゃで。こないだの子どもも、お菓子売り場の一番上にあるお菓子を取りたかったみたいで、お菓子の陳列棚に足かけて登ってたもんだから、俺もびっくりしてそのお菓子をすぐ取ってやったよ。そしたら、すぐお母さんの所へ走っていったけど、お母さんはそのこと、きっと知らんで」
妻「本当に大切なことに力を入れず、どうでもいいことで力を入れて怒鳴る。幼いうちからそうやって育てられてきた子どもが、きっとあの金髪少年のようなことになっていくんじゃろうなあ。はあ~、悲しい」
僕「そして、またあなたの仕事が増えていく」
妻「そうなるね~」
僕「茶髪にさせてもええんよ。子どもにとって大切な関わり方ができていれば、問題ないと思う」
妻は元養護教諭で現在スクールカウンセラー。僕は元中学校教師。
二人とも教育現場を長年見てきた経験から、こういったことをよく二人で話をするんですよ。
子どもへの『しつけ』が親の『押しつけ』になってないか?
先日の空港で見かけた親子のブログ怒られるから行動する?自発的に考え行動できる子供になるにはでも書きましたが、「怒られるからダメ」じゃなく、それをすると大変なことになるからダメというしつけじゃないといけないです。
平気でチャイルドシートに座らせず車を走らせ、シートの上で幼い子どもがピョンピョン飛び跳ねているのにスマホを見ながら運転する。
結局、親にとって都合のいい『しつけ』をしてしまっていて、それは本当に子どもにとって必要なことかどうかが見極められてないんだろうと思います。
それは『しつけ』って言うより、親からの『押しつけ』でしかないですね。
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