子どもをコントロールしてませんか？子どもを変えられると信じていませんか？
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
親と言えど、子どもをコントロールすることはできませんし、絶対にしてはいけません！
子どもは「親をコントロールすることはできないし、親は変えられない」と、よくわかっていますよ。
母親にイライラする中学生の冷静な対処がすごかった
中学校教師時代のこと。ある生徒が私に相談に来てこんなことを言いました。
生徒「お母さんは出かける時刻を決めても、いつも１０分くらい遅れて、私はそれが許せない。そのうえ、遅れても悪いと思ってないんです。私は、１０分前には準備を終えておきたいのに。」
僕「お母さんを、自分の力で変えることができる？それとも、自分の力では変えられない？」
生徒「（しばらく考えて）変えることはできないです。」
僕「じゃあ、お母さんに腹を立ててもどうしようもないから、何か別のいい方法を考えてみようね。」
すると本人は、納得して帰っていきました。きっとその生徒なりに、できそうなことを考えられたのでしょう。
これはまさに、アンガーマネジメントの考えかたと同じです。アンガーマネジメントでは、『行動を整理して考える』ということをします。
自分の力で『変えられない』。そしてそれが『重要なこと』なら、変えられないことを受け入れた上で、自分にできる『現実的な選択肢』を探す。
ということなんですよ。
さらに、別の生徒が相談に来たときのこと。
生徒「最近お母さんにすごくイライラするんです。自分でもどうしていいのかわからなくて・・・。」
僕はどうアドバイスしたのか？
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