岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ認められる経験が不足!親に気持ちを伝えられない子どもの悩みで、高校生からの切実な親への願いを紹介しました。
今回は、ある大学で講演したときの大学生の感想です。
この感想を読んでいると、「親ではなく、独裁者じゃないか!?」と感じてしまいました。
親でも言っていいこと悪いことがある
私は父に言われてすごく嫌な言葉があります。
父は自分の立場が悪くなったり、謝るべきことをしたときによく「俺の金だ」と言います。
確かにそうだけど、毎回すごく悔しいです。
他人を変えることはすごくむずかしいです。
だから自分が変わろうと思うけど、どう変わったらどういう変化が起きるのか、起きないのか想像できません。
けど、悔しいのでこれをモチベーションにして、父より稼ぐ人になりたいと思っています。
この講演を聴かせていただけて良かったです。
あなたはどう思いましたか?
こんなことを平気で言う父親がいるのかと、悲しい気持ちになります。
子どもを作るのも親だし、育てていくのも親。
大学生にまでなるにはお金もかかりますし、手間暇かかっています。
ここまで大きくなるのに、いろんな苦労や心配もあったことでしょう。
我が家も3人の子どもたちがいますから、わかりますよ。
でも、この大学生のお父さんの「俺の金だ」という一言は、言ってはいけない一言ですよ。
どんなに子どもに腹が立っても、これはダメ!
親は子どもより偉いのか?
「だれがお金を稼いでいるんだ?」
「だれのおかげで大学行けているんだ?」
こんなこと言われたら、子どもは何も言えません。
まあ今回紹介した感想のお父さんは、あえてその言葉を言うことで、子どもには何も言えないようにし、自分の立場を優位にしておきたいから言うのでしょうけどね。
こっと「親は子どもより立場が上だ」とか「親のほうが偉い」といった気持ちがあるのでしょう。
だからこのお父さんは、自分に非があったとしても素直に認めたくないのでしょうね。
では、親としてどういうことを心がけておくと良いのでしょうか?
次のページへ続く。
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