怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【我が子を可愛いと思うだけでいいのだ!】
親はね、目の前にいる子どもの存在に満足すればいいんです。
ハッキリ言って子育ては、それで充分!
子どもが生きてくれていることの喜びを噛みしめるだけでいい
親は子どもへ期待します。親は子どもの将来像を描きます。
それは全然問題ないこと。どうぞ自由に描けばいい。
でも、それを子供へ過剰に求めてはいけない。子供へ押しつけてはいけない。
子供は親の所有物ではないのです。
産まれてきたときの喜び覚えていますか?
この世に生まれた命、目の前の子どもの存在だけに喜んだ日。
我が家の娘が高校生のころ、夕食後も僕たち夫婦のそばでスマホいじってました。
きっと、どこの家庭でもよくある光景。
この時娘は高校2年生で、僕はこの光景があと1年かと思うと愛おしくてたまりませんでしたよ。
できることなら、娘のほっぺをつっついてやりたい。
でもそれは許されない💔つっついたら怒られます💔
だから、目の前にいてくれることだけでも幸せ。
そう思えば、勉強や成績のことなんて、どうでもいいです。
子どもが楽しく学校へ行くだけで親は幸せ
我が家の娘が学校へ行く前、「行きたくない」とか「めんどくさい」って、嫌がる顔を見たことがないです。
毎日、文句や愚痴もさほど言いませんでした。
でも、大きな声で「行ってきます」も言いませんでしたけど(笑)
学校へ行く準備ができたら、僕の方を見て「行く」の一言。
それに反応して、車で送っていく僕。
きっとはたから見れば、なんと親バカで情けない父親と思うことでしょうね。
でも、僕はそれが幸せな時間でした。
車の中で特に会話もない。車を降りるときに何も言われない。
でも、それでよかったんです。特別何かがあるわけでもない、毎日行われている親子間のやり取り。
当たり前なことですが、当たり前にこんな毎日を過ごせることに、「ありがたいなあ~」って思っていました。
子どもが家でダラダラするのは健全な成長の証拠
「そんな甘い態度だったら、子どもが将来困りませんか?」
こんなことを聞かれることもあります。でも、何の問題もないですよ。
娘は学校では、とってもハキハキとあいさつもできますし、マネージャーとして先生や部員に気遣いも出来ますし、マナーもとてもいいでようです。
子供は親に言われるよりも、友達や先輩の中で社会性を身につけていきます。
親があれこれ心配しなくても大丈夫。
それより、子どもは学校で子どもなりに気を遣って一日をすごしていますから、帰ってきた子どもをリラックスさせることが親の役目ですよ。
一日学校生活を送り、家でダラダラとリラックスできる子どもは正常です。安心できる場所がある証拠。
だから家に帰ってきた子どもが、リラックスしている姿を楽しんでみませんか?
でもときには、いつまでも子どもがダラダラしているのが許せなくなって
親「早くお風呂に入ってよ!」
子「うるせーなー!」
こんな会話もあるでしょう。親への口答えも正常な成長。
親だから安心して言えているんです。本音を出せているんですよ。
ということで、子供の元気な姿に幸せ感じましょう。
子どもを可愛いって思う気持ちを大切に味わいましょう。
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