愛知で小学生へ教師体罰、なぜ指導で暴言や暴力が使われる?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
「いい加減にしろ!」
そう言いたい出来事がまた起きました。
男性教諭が2年生の児童5人に体罰
愛知県豊橋市立岩西小学校で、40代の男性教諭が担任している2年生の児童5人に体罰。
・頭を黒板へ押し付ける。
・定規で頭をたたく。
・顔をつねる。
こういったことを行っていたようです。
言語道断!
情状酌量の余地なし。
そして、体罰をした理由がひどい。
理解してもらえずイライラした
「何度も説明したが理解してもらえずイライラした」
そういうものでしょ?子どもって。
だから教師はいかにわかりやすい授業をするか?
そこがプロというもの。
子どもの理解が深まらない。
それは自分の授業内容を見直すことから。
理解できない子どもが悪いのではない。
教師だってイライラはしますが・・・
もし、これが子どもではなく、同僚の先生だったら?
何度説明しても理解してくれない同僚の先生。
イライラはするかもしれません。
でも、理解してもらおうと努力しますよね?
頭を壁に押し付けたり、定規でたたいたり、ほっぺをつねったりしませんよね?
この違いは何なのでしょうか?
怒りは強いものが弱いものへぶつける
子どもをたたいても子どもは反撃できない。
弱者であることをわかってやっているわけです。
一人の人間として見ていないから。
さらにこの先生。
前任校でも体罰で戒告処分を受けています。
4月には児童に暴言があったため、別の先生が授業へ立ち会うこともあったようです。
それなのにまったく反省できていない。
教壇に立つ資格なしですよ。
外的コントロールでの指導はダメ
・人の行動の動機づけは脳の外側にある。
・人は変えることができる。
・自分は正しい、相手は間違っている。
これを外的コントロールといいます。
自分以外の外からの刺激で動機づけられること。
体罰もまさしく外的コントロール。
・教師が言えば子どもは理解するべきだ。
・教師が正しく子どもは間違っている。
・子どもを変えることは教師の義務だ。
・教師の言うとおりにしないなら、どんなことをやっても正しいことをさせるべきだ。
外的コントロールを自分の価値観『べき』にしていることは、大変危険です。
人は自分から変わろうとしないと変わらない
子どもが自分で考え行動できるようにする。
そのために教師は適切な声かけをする。
でも、思うようにはいかないもの。
子どもによっては時間がかかるもの。
教師だってイライラもしますよ。
僕だってイライラすることいっぱいありました。
ただし、それを子どもへぶつけてはいけないのです。
怒りの取り扱い方を身につけ、上手に付き合える。
教師には必須です!
ぜひ、一度アンガーマネジメント学んでください。
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