岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたの子どもは、家にいるより塾へ行くほうが心の安らぎになっていませんか?
いきなり何をいいだすのかと思いますよね?
「子どもは勉強をするために塾へ行ってるのに、そんなはずないでしょ?」って思われるかもしれませんよね。
勉強しなさいがうるさいから塾へ行く子ども
教師時代にこんな生徒がいました。
「顔を見れば『勉強したの?』って、親がうるさいから塾へ行ってるほうが気が楽でいい。それに、塾へ行っているから、親は勉強していると思ってうるさいこといわないから」
僕はこの話を聞いたとき、愕然としました。家にいるよりも、塾に行くほうがいいなんて!?
さらにこんな生徒もいました。
「お父さんとお母さんはしょっちゅうケンカばかりで、家にいても面白くないし疲れる」
他にもこういう生徒がいました。
「妹の世話とか家事もてつだってるのに、あれができてない、これができてないって、うるさい」
いろんな家庭事情はありますから、仕方がないことだってありますよ。
でも、子どもが家で安心してリラックスして過ごせないということだけは、親になんとかしてほしいです。
親の都合で子どもが苦しんでいるということだけは、避けてほしいです。
なぜなら、大人になっても親になっても『生きづらさ』を感じることになるからなのです。
・親のために頑張った。
・親に話を聴いてほしかった。
・親に認めてもらいたかった。
・自分でいきたい学校決めたかった。
・自分の意見を言いたかった。
このように、自分の生き方ができなかった場合、大人になってから自分の生き方に違和感を感じるのです。
違和感を感じて、自分の生き方をもう一度やり直そうとします。
それができればいいのですが、自分の生き方をさせてもらえない人もいます。そうなると、状況は悪化するばかり。
子どもが今を一生懸命生きていればいい
・子どもが自分の生き方に違和感感じる。
・親も自分の子育てで良くなかったと感じる。
そうなったときは、チャンスですよ。親は子どもの生き方を認めればいいですからね。
子どもが今いる状況で、できることを精いっぱいやっているなら、もう充分満足ですよ。
そこで親があれこれ言うのはやめましょう。
ただし、子どもが家の中で王様にだけはならないようにしてほしいです。子どもは、今まで親からされてきたことに対して、復讐するかもしれませんから。
復讐というのは、明らかに子どもが家庭の中で王様になってしまうことですね。
親は、今までまともな愛情を子どもへ注げなかったからといって、子どもの言いなりになってしまうことです。
これはとても危険なことで、甘えさせることと、甘やかすことは大きな違いがあります。
今まで親として反省点があるとしても、なんでもかんでも許してはいけませんよ。
甘えさせることと、甘やかすことの違いについては、甘えさせる子育て!親へ甘えられる子供は人を頼る力が育つをご覧くださいませ。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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