「見守る」「待つ」「信じる」、子育てで大切な3つのポイント。
子育ては想定外のことだらけ。子どもに親は育ててもらっているんです
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「親として鏡だね!」
次男が高校2年生のとき、僕へ言ってくれた言葉。
その理由は、こんな出来事があったからです。
子どもが親の良い所を見つけてくれる幸せ
夕食で晩酌後、うたた寝をしてしまった僕。
ハッと目が覚めたとき、ちょうど次男が帰ってきていました。
「お帰り。いつ帰ったの?」と言うと、「さっき、帰ってきたとき、お父さん『おかえり』って言ったよ」と次男。
でも、全く記憶になく「あれ~?そんなこと言ったっけ?」。
そばにいた妻は「うたた寝していても、無意識に本能で『おかえり』言ったんだね」。
そして、次男は「親として鏡だね!」と言ってくれたのです。
本能で『おかえり』が言えることが、親の鏡だと思えたそうです。
疲れて酔っぱらって寝ている飲んだくれの父に対して、こんな優しいひと言を言ってくれる次男。
一気に酔いも覚めまして、うれしくてすぐブログへ書き残しました。
かつてイライラ親父だった僕へ、こうやってプラスの言葉を言ってくれる次男。
次男の強みは「人の良いところを見つけられるところ」なんですよね。
そのことを次男へ伝えると、ニコッとうなずいていました。
この当時、次男に対して「プラスにとらえてくれてすごいな」って感心しましたが、さらに翌年も感心することがあったのです。
次のページへ続く。
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