岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今年はコロ助くんの影響をいっぱいいただいてます。だから、個人事業主への持続化給付金の申請も行いました。
確定申告の書類作成は何もできていなかった僕ですが、持続化給付金の提出書類作成と手続きは自分でやりました。
ところが、提出するたびに「先日ご登録いただいた申請情報もしくは添付書類の内容に不備がご
でも妻は「何度も提出しながら、だんだんとOKに近づいていってるじゃない?着実に前へ進んでいるよ!」と肯定的な言葉をかけてくれます。
そう言ってもらえると、心に栄養がたまっていき、やる気も違ってきますね。
無条件の肯定的ストロークを与える大切さ
肯定的な言葉や関りを、肯定的ストロークまたはプラスのストロークといいますが、それはどんなことか?
『なでる、ハグ、握手、手をつなぐ、タッチ』といったスキンシップによるものとか、『感謝、勇気づける、共感、ほめる、挨拶』といった言葉や態度によるものです。
こういったことを僕たちは普段の生活の中で行ってますよね。
与える側も受け取る側も、肯定的ストロークはとても心地よいものです。
さてあなたは、子どもへ、妻や夫へ、部下へ、肯定的なストロークを与えるときってどんなときですか?
・子どもがテストで100点取ったとき
・夫の給料が上がったとき
・部下が成果を出したとき
もし、こういったときにしか肯定的なストロークを与えていないのでしたら、それは良くないですよ。
もちろん、肯定的なストロークを与えないディスカウントよりはいいですけどね。
逆を考えたらどうでしょう?
・子どもがテストで10点取ったとき
・夫の給料が下がったとき
・部下が成果を出せなかったとき
肯定的ストロークを与えられますか?多くの場合、否定的ストロークかディスカウントを与えてしまいがちです。
ディスカウントについては人との関わりが心に重要な栄養とは?子育てと部下育成の共通点をご覧ください。
なにか結果を残さないといけないという、『条件つき』の肯定的なストロークになっているわけです。
相手にとって喜ぶことをしなければ、肯定的なストロークはもらうことができないとなると、常に頑張り続けなくてはいけませんよね。
できないこともあっても、結果が出ないことがあっても、肯定的なストロークをもらうことができれば、ありのままの自分で生きていくことができます。
『無条件』の肯定的ストロークが必要ってことなんです。『ありのまま』の自分を認めてもらいたいんですよ。
本当の自己肯定感とは長所も短所も全て認めること
自分にはできることもあるけど、できないこともある、長所も短所も含めて『ありのまま』の自分を認めるということが、本当の『自己肯定感』なのです。
子どもを褒めて育てれば自己肯定感が身につくと思っている人がいますが、それは本当の自己肯定感とは言えません。
なぜなら多くの場合、良い結果を出したことに対して褒める、子どもの能力を褒める、こういったことに走りがちだからです。
そうじゃなければ、褒める機会が見つかりませんから、褒める回数が減ってくれば自然と子どもも不満が生まれてきます。自信がなくなっていきます。
本当の自己肯定感を持っている子どもは、自信を無くすことはありません。少々の失敗や困難があっても、それも大切な経験として乗り越えていくことができます。
大人になって、人間関係でつまづく、人の評価が気になる、自分に自信が持てない・・・、こういったことで悩まれている方には、『条件つき』のストロークばかり親から与えられて育ってきていることが多いです。
何か特別なことができなくても、『生きてくれいている』ということに喜びを持つ。これを忘れてはいけませんね。
孫のひなちゃんには、無条件の肯定的ストロークで接してますよ➡子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記
僕が講演で謝礼が少ない時でも「稼いできてくれてありがとう!」と、妻は無条件で喜びを伝えてくれます。これが僕にとっては勇気づけられるんですよ。
「今よりさらに収入上げて、妻の負担を減らすぞ!」って、モチベーションが沸き起こってきます。
ありのままを認めてもらっていれば、自然と自分からいろんなことをやろうって気持ちが生まれますね。子育ても部下育成も同じですよ。
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