岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【親のネガティブ発言は百害あって一利なし】
コロナウィルスでずっと休校の続いている学校や、一旦は登校になったけれども再び休校になっている学校など、多くの学校が休みになっています。
こうなると、家での生活や学習が親にとって悩みの種ではないでしょうか?
毎日自主的に課題をやってほしいと願う親御さんも多いかと思います。
そんなとき、前回のブログ子どもがやる気になる声掛け!親が怒って勉強やらせるデメリットでは、怒って子どもを動かすことのデメリットについて書きました。
今回は、子どもを動かすために『ネガティブ発言』を繰り返すことのデメリットについてです。
親のネガティブ発言は子どもの現実となる
毎日ダラダラ過ごしている子どもへ、親が言いがちなネガティブ発言あるある。
「そんな生活してたら成績落ちても知らんよ」
そして成績の落ちた通知表を見て、こう言うんです。
「ほら、お母さんが言った通り!親の言うことを聞かないからこうなるのよ」
親は自信満々で言い、子どもは気まずい表情。
三者懇談の場面で、こういった光景がありましたねえ。
子どもがダラダラしていた結果ではありますが、実は親のネガティブ発言は子どもの潜在意識へ刷り込まれていくんです。
親からネガティブ発言をされるたびに、子どもは「成績が落ちる」というイメージを自然と描き、これを何度も繰り返していくと無意識の行動となって現実化しやすいというわけですね。
アスリートはこの逆を上手に利用して、試合本番でも最高のパフォーマンスを発揮できるように、良いイメージをリアルに描くイメージトレーニングをしています。
子どもの課題と親の課題を分けてみる
親としては、子どもの行動を起こさせたくて、あえてネガティブ発言をしているのかもしれません。
でもそれは、親自身が自分の言った言葉を実現させようとしています。これも潜在意識という無意識の行為が多いですね。
「そんな生活してたら成績落ちても知らんよ」
そこには、親の言うことは正しいから、この子は必ず成績が落ちるという確信を持っています。
もし、子どもが「ちくしょー!」って、めちゃくちゃ頑張って成績が上がったときには、自分の言った言葉が否定されるわけで、親としての立場がありません。
だから、成績が落ちてくれる方が親としての都合が良いというわけなんですね。
そもそも「子どもの成績が上がってほしい」という親の願いって、子どものためなのでしょうか?
子どもが成績に伸び悩んで辛そうにしていて、どうすることもできずダラダラしているのであれば、「そんな生活してたら成績落ちても知らんよ」なんて言葉は言えませんよね?
子どもがまだまだ本気になっていないというのが、親としてもどかしいわけです。
でもね、何度もブログへ書いていますが、勉強をするのは子どもの課題であって、親の課題ではないのです。
親はそこへ、ズケズケと足を踏み込んでかき乱すのは、子どもが自分で向き合わなくてはならない課題に、向き合う機会を取り除いてしまっています。
それは、子どもの貴重な成長の機会を奪い取っていることでもあるんですよ。
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