怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
ブログ更新が滞ってしまってて、ごめんなさいね。
確定申告の準備で毎日てんやわんやしており、ブログまで書く気力が起きませんでした。
あと少しで、確定申告の準備も終わりそうです。
昨年までは確定申告のことは妻にお任せで、僕はほとんど関われていなかったのですが、今年は不幸中の幸いといいますか、コロナウィルスの影響で3月の講演や研修のほとんどがキャンセルや延期となったので、妻の手伝いをしております。
実際にやってみて、地道で時間のかかる大変な作業だらけでヘトヘト。
「こんなに大変な作業をやってくれとったんかあー!?ほんとに申し訳なかったなあ。ごめんなあ」
僕は妻へ謝りましたよ。
昨年までも「大変じゃなあ。やってくれてありがとう」とは言ってましたし、妻の様子を見ていれば大変さは伝わっていましたよ。
でも本当に大変さを理解できたのは、今年は自分で実際にやってみたからなんです。
これって、休日も部活動で家事や子育てを奥さんに任せている先生にも言えること。
大変だろうなってわかっているつもりになっているだけで、実際に体験をしてみなきゃわかりませんよ。
家庭よりも部活動に情熱を注ぐ教師
我が家の3人の子どもたちは、中学校時代に吹奏楽部へ所属していました。
長男は高校でも吹奏楽へどっぷりと浸かり、正月とお盆とたまの休みくらいで吹奏楽漬けの3年間でした。
長男も大好きでやっていましたし、1日でもホルンを吹かないと感覚が鈍ってしまうらしく、休みの日も楽器を持ち帰って練習してましたね。
親としても我が子がこんなにも夢中になれる環境を作ってくれる顧問の先生方には、感謝感謝で頭が下がる思いでした。
逆に、「顧問の先生の家庭は大丈夫なのかなあ?」と、妻と心配をしたものです。
さて、部活動へ情熱を注いでくださる先生方で家庭を持たれている先生も多くいらっしゃいます。
「部活動で家庭に関わる時間は少ないけれど、家族は理解してくれているので大丈夫」
「関われる時間は少ないけれど、妻の大変さもわかるので少しでもできることは自分もしています」
そう思っているかたもいらっしゃるでしょうが、これは危険性もあるんですよ。
今回の僕のように、じっさいに体験する時間が少ないので、本当の大変さまで理解できていないからです。
そうなってくると、夫の想いと妻の想いには、大きなズレが生まれてきます。
このズレが長年続くと、大きなズレとなっていき、それが原因で体調を崩されているかたもいらっしゃいます。
「私の大変さは夫にはわかってもらえないし・・・」とか、
「一生懸命に子どもたちのために部活動を頑張っている夫を見ていると、家庭のことは私が頑張るしかない・・・」と、気を遣って我慢している奥さんもいらっしゃいます。
表面上は笑顔で「頑張ってね!」とか「いつもお疲れ様」って言っているかもしれませんが、実は長年の我慢が積もり積もっていたりするんですよ。
コロナウィルスのピンチをチャンスに
中学校や高等学校での部活動も自粛といった学校が多いですよね。
部活動を楽しみにしている生徒や、目標を持って一生懸命に取り組んでいる生徒にとっては、長期間にわたる休止はとても不安が募ると思います。
また、生徒のために部活動へ情熱を注がれている先生たちにとっても、歯がゆい思いだろうとお察しします。
でも、見方を変えてみれば、家族への関わりを見つめ直す良いきっかけにもなると思うんです。
企業ではテレワークといった働き方の工夫もされています。
教師も働き方改革が以前から入ってきているようですが、現場の先生たちからは賛否両論が聞こえてきます。
最初は働き方改革で部活動の休みが増えることに反対だった先生が、次のようなことを言われてました。
「最初はすごく不安もあったり、もっと部活動をしたいと思っていたけれど、実際に休みを入れるようになって慣れてくると、家族との時間がとれるほうが今はいいと思います」
実際に試行錯誤しながら、子どもにとっても教師にとっても良い方法を考えていったらどうでしょう?
簡単なことではないでしょうが、先生たちの働き方を見つめ直すチャンスだと思いますよ。
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