怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
娘が土日に家に帰って来てました。先週も帰って来た娘です。
そのときのブログはこちら➡テスト結果が悪くても満足!子どもへ求める親の願望が悪影響
娘が家に帰って来ても、特にこれと言って話をするわけじゃないんですが、でも同じ空間に居てくれることがいいもんです。
子どもが何も話をしてくれなくても安心していい
子どもが思春期ともなれば、幼かったころと違って会話が減ったり親が声をかけても、うっとおしがられたり、「まあ」とか「べつに」とか・・・、ぶっきらぼうな返事が返ってきたりすることもありますよね。
親としては寂しい気持ちになりますけど、それでいいんです。
子どもが特にこれといって話をするわけでもなく、何か家族でするわけでもなく・・・。
子どもが安心してリラックスして家で過ごせているかどうかが、僕は一番大切なことだと思うんですよ。
僕たち大人も、仕事で体力も気力も使い果たして家に帰って来た時に、今日の出来事をペラペラと話しますか?
話しませんよね。とにかくゆっくりさせてもらえばいいですよね。子どもも同じですから。
親もまったりのんびりし、子どももまったりのんびりする。
子どもがスマホを触りながら、親は同じ空間でテレビをながめている。
そして、子どもが話をしたくなったとき、自由に話せる状態を用意しておくだけ。
我が家の日常の光景でしたが、それでよかったと思っています。
子どもと親が同じ空間にいることに幸せ感じてみる
『特に何もしなくても、話したくなったら話せる状態』
これが子どもにとって、安心とリラックスを生む状態。これでいいんです。
前回のブログ不登校から復帰できたきっかけは?子育てを成功や失敗で考えないで、松江市の小学校で『ノー宿題デー』を月に1回設けることになったことについて書きましたよね。
子どもがあまりにも忙しすぎますし、子どもがボーっとしたりのんびりする時間を許せていない親が結構多いなあと思います。
子どもが宿題や勉強をやっている姿を見ると安心するとか、落ち着くという状態になっていたら、それはかなり危機的状況ですよ。
何もやっていなくても、同じ空間で自分の好きなことをしてただ過ごすこと。
ぜひ大切にしてほしいですね。『同じ空間』というのがポイントです。
我が家はずっと平屋住まいだったので、それができました。
2階建ての家の場合、子どもは夕食後にすぐ2階へ上がっていくというのであれば、あえて夕食後は同じ部屋で1時間は過ごすという約束をしてみてはいかがでしょうか?
『同じ部屋で過ごす』ということだけでいいです。
特になにか特別に会話をする必要もないですから。
『あなたのことを見ているよ』『気にしているよ』といった気持ちを持っておくだけでいいんです。
『あなたが居てくれること』が、親として何より幸せなことだと思っていれば、自然と子どもへ伝わるでしょうし、子どもも安心して過ごせますからね。
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