怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもに成功や結果ばかり求めていませんか?
成功体験は大切ですが、それは結果重視になってしまい、子どもにとってすごく危険なこと!
子どもへ失敗体験させる大切さに気づいたお母さん
ある講演会での感想です。
子どもに失敗体験ではなく成功体験をとずっと思っていました。
そのためピアノの発表会に向けて練習をさせなければと思い、いつも 口うるさく「早く練習し」と言ってました。
いなっち先生の失敗から学ぶというお話しをお聞きして練習させるべきや練習するべきっ ていう呪縛から少し解放されました。
子ども自身が感じて次に向けて考えることも大事なんだと気づきました。
このお母さんは僕の講演会に参加されて、気持ちが変わりました。
『子どもが自分で感じて、自分で考える』という大切さに気づかれたのです。
子どもが自分で経験する大切さ。何度もブログで書いています。
講演を聴かれても、スッと自分に落とし込めることばかりじゃない。
でもこうやって、自分を振り返って気づかれたって素晴らしいことですね。
子どもへ求める基準を下げ、感謝や喜びを伝える
さらに、子どもへの伝え方を変えたお母さんの感想が素晴らしい。
今朝は子どもにいつも言う「はよしなあかんやろ」から「はよやっ
とこうか」と提案型で言えました。
子どももしないといけないのはわかってるらしく「うん」の一言で終わり毎日のイライラから私の 精神的なストレスがなく久しぶりに穏やかな朝でした。
そのため当たり前のことでも「してくれたんや。ありがとう」 と言えました。
引き算ではなく足し算で子どもを見ると自分が楽になることも気づきました。
昨日レクチャー受けただけでも気持ちの持ち方がずいぶん変わりました。
僕の講演で学んだことをさっそく実践に移され、子どもさんもお母さんも気持ちが変わりましたね。
『たった一言を変える』ということだけで、大きな違いとなっていきます。
しかし、講演で学んでも否定的に考えている人も中にはいます。
『どうせ言っても無理でしょ』
『そんな簡単に変わらない』
こういう人は、いつまでたっても変わることはできないですね。
子どもへ「諦めずに最後まで頑張りなさい!」って言う前に、親は自分自身を変える努力をした方がいいと思います。
親が努力をせずにおいて、子どもへあれこれ要求するもんじゃないですよ。
とにかく簡単なことから始めていきませんか?
親から見て当たり前のことでも、子どもへ言ってみましょう。
「ありがとう」
「助かる」
「嬉しい」
単純だけれど、肯定的な言葉の積み重ねは、間違いなく子どもの心へ栄養となっていきますから。
ものすごくシンプルな行動変革でいいんです。
子育ては難しく考えなくていいんです。
子どもへ求める基準を下げる。
子どもへ感謝や喜びを伝える。
これだけで充分なので、今日から始めてみてくださいね。
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