怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ子供を犯罪者にしないために!子育てで気をつけたい7つの留意点で、『子育てに信念を持つときの7つ留意点』について書きました。
子どもを犯罪者にしたくて育てている親なんていません。
子どものことを愛しています。
でも、いろんな事情で子どもへ適切な関わりができない親がいることも事実。
なんとかしていきたいって思いますが、なかなか根が深くて難しいことが多いのも現実。
少しでも親御さんが子育てするうえで、なにかヒントになればと思いブログを書いていますが、今回はスクールカウンセラーをやっていて、さまざまな保護者や子どもへ関わっている妻が以前に書いたブログを紹介しますね。
貧困、虐待で荒れていた女子中学生
ニュースでご存知かと思いますが
『子どもの貧困率 2012年16.3%』
「貧困」も「虐待」も放ってはおけない問題ですね。
今日はある女の子の話をします。
重い内容ですよ(と予告します)。
「胃が痛い(>_<)」
10代の頃からずっとそう言ってた子が大人になって、一人暮らしを始めて
「胃の痛みが無くなった」と
この女の子は、いわゆる「被虐待児+貧困」
・叩かれる
・けられる
・無視される
・家事はさせられる
あ~もう!並べたらきりがない!
そんな状況なので、落ち着いた学校生活なんて送れるはずもなく、荒れてましたよ!
かなり!ド派手に(^_^;)苦しかったんですよ。
自分の家庭が世間と違うことが、だんだん分かってきますからね。
子どもの人生にとって親の存在は大きいと自覚する
働き始めて待っていたのは、今度は、親からの「お金」の話し。
朝、起きたら「お金を貸して」と言われる。
返ってくる見込みはほぼ無い。
さらに、小学生の弟の学費を肩代わり。
「弟に不憫な思いをさせたくない」とのこと。
そんな中、やっとのことで、家から出て一人暮らしが出来て、「お金」の話しをされない。
朝を迎えられて「胃の痛みがなくなった」と…。
他の家庭なら当たり前の朝なのにね。
でも、その女の子(もう女性か)は言いました
「お母さんが生んでくれなかったら、私はこの世にはいなかった」
「お母さんがお金に困っているなら助けたいと思う」って・・
けな気だな~(>_<)
今までひどいことを一杯されたのにね。
子どもにとって、親ってなんて重く、子どもの人生に複雑にまとわりついてくる存在なんだろう。
他人なら離れることも出来るのに。
私も含め、親のみなさん!
子どもの人生にとって、自分がどれだけ大きな存在なのか、自覚して、子育て頑張りましょうね。
そのためには、親も学んでおくことが大切ですよ。
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