子供を叱るときの約束 を守れていますか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもへ禁止することは効果的でないということについて書いたことがありますが、今回は子どものやったことでどうしても「それはダメ!」と否定的な注意をしなくてはいけない場合についてです。
これは、子育てだけでなく部下や後輩に対しても大事なことなので、ぜひご覧ください。
子供を叱るときの約束 は肯定的な関わりが前提
子供を叱るときの約束 というのは前提として、日ごろから『肯定的な関わり』をしているということが大切です。
これは、以前のブログでも書いた『肯定的(プラス)ストローク』を、普段から子どもへ与えているかってこと。
ストロークについてはこちらのブログへ書いてますのでどうぞ➡心の栄養素とは?心が満たされない子供は注目を浴びようとする
あなたは日頃の生活の中で、子どもへ肯定的ストロークを与えていますか?
感謝、勇気づける、共感、ほめる、挨拶、なでる、ハグ、握手、手をつなぐ、タッチ・・・。
こういったことが日頃から、当たり前のように子どもへ与えていれば、子どもの心は安心感で満たされています。
ですから、やってはいけないことをしてしまったときに、「やめなさい!」とか「ダメ!」と否定的な注意をしても、子どもはまた元気を取り戻します。
ところが、普段から否定的(マイナス)ストロークばかり与えられていると、子どもの心は満たされにくいですよね。
諭す、注意する、反対する、叱る・・・、こういったことが否定的ストローク。
肯定的な関わり方で、教師時代から思っていたことですが、人との関わりの基本ですごく大切だなあと思うことがあります。
さあ、それはなんでしょう?わかりますか?
ズバリ!『話を聴く』
もう、これに尽きます。『聞く』ではなく『聴く』ですよ。
相手の言う言葉に、耳を傾け、心を込めて聴くことなんです。
忙しくても子供の話に耳を傾けるコツ
「でも、仕事から帰って、家事をしながらだと、ゆっくり心を込めて聴くことなんて不可能!」
確かにそうかもしれませんね。でも、それはやりようです。
とにかく反応しておけば、それだけで充分効果があるんですよ。
「はひふへほ」や「さしすせそ」の付く言葉で反応しておくんです。
「ははー!」「ひえー!」「ふーん」「へえ~」「ほうー!」「さすが!」「知らなかったわー!」「すごい!」「すばらしい!」「全然」「そうなの!?」
そして、子どもの気持ちを察知して、最後に気持ちを表す言葉を付け加えるんですよ。
「うれしかったんだね」「腹が立ったんだね」「つらかったね」「楽しかったんだね」
最初からつなげていくと、「へえ~、そうなの!うれしかったね~」といった具合ですね。
これだったら、家事をしながらでも子どもへ関わることができるでしょう?
これが『共感する』ということです。
そして、共感するときに大事なポイントを最後にお伝えしますね。
時々でいいから子どもの『顔』を見て伝えてあげましょう!
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