そこには妻の確固たる信念があったのです。
子育ても夫婦関係も覚悟がなければ上手くいかない
3年くらい前に、夫婦としてここまでやってこれたコツについて妻に聞いたことがあります。その時妻は「覚悟よ!」って答えたんです。
それはどういうことなのかを聞いたとき、当時の妻の答えが強く心に残っています。
「この人と一生やっていこうという覚悟がないと、子育てをするとき迷ったり不安になったときに、そこから抜け出せなくなり戻って来れなくなるからね。戻ってくる道を見失ってしまうっていうのかな?迷ったり不安になったりするのは人間は当然あるので、そのとき戻ってこれるかどうかは『覚悟』があるかどうかが大きいと思う。」
妻が言うには、『覚悟』とは?心の持ち方とか自分自身のゴール設定など、自分の理想とする価値観の元になるものだそうです。さらに、妻はこんなことも言ってます。
「『この人と一生やっていこうという覚悟』がない状態で子育てのストレスが積み重なると、夫婦関係が悪くなるんじゃないかな。それに、子どもまで不安や迷いが出てくると思うよ。」
妻の言う通りで、ブレブレな夫婦関係だと子どもも不安になりますからね。僕
は結婚した時が24歳。そのときすでに妻のお腹に長男がいました。でもまだまだ休日は自分の趣味のスキーをしたくて、冬場はしょっちゅう自分中心で生活していた最低な夫でした。
ブレブレの夫婦関係になりかけていたことに喝をいれてくれたのが妻。それなのに「あの頃は若かったからしょうがないよ」と妻は慰めてくれるのが救いです。
夫の人格を叱るのではなく行為を叱る神対応の妻
さらにやっかいだったのが、若いころの僕が機嫌で怒る夫だったこと。それでも妻はこう言ってくれます。「あなたは年齢とともに穏やかにはなりつつあったけど、アンガーマネジメントを学んでから劇的に良くなったね。とっても過ごしやすくなったよ。」
僕はアンガーマネジメントを習得して、大きく変わることができました。でもそこには、妻の揺るがない『覚悟』があったから。だから僕は、妻に厳しく怒られることもありましたよ。
そのことについて妻は、またまた素晴らしいことを言ってくれました。
「あなたが怒る行為に対して、私は叱ってきた。そこにはポイントがあって、あなたの人格を叱るのではなく、あなたの怒る行為を叱るのよ。あなたとの関係を良くしたいという目標からぶれないために叱るわけ。これが正しい夫への叱り方ね」
妻は僕を否定してきたわけじゃなく、僕との関係を良くしたいという目標があったからなんですよね。神対応の妻に脱帽です。
叱るときにやってはいけないのが『人格否定』。それを妻が心がけてくれたおかげで、僕は自分を変えることができたし、今はその経験を活かしてアンガーマネジメントや叱り方を伝えることができています。
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