怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「人が嫌がることをするな」と言うなら、まずは自分の言動が人を嫌がらせていないか気にしなさい!
教師が子どもへ「他人の気持ちを考えなさい」「人の嫌がることをしない」など、よく言いますよね。
まずは教師も、生徒が嫌がることを知らず知らずのうちにやってしまっていないか?
子どもへ言う前に、ますは自分のことを振り返ってみたほうがいいんじゃないかって思うのです。
子どもが嫌がる先生の共通点
教師時代からも感じてましたが、教師を離れてさらに気がつくようになりました。
話が長いとか、一方的に怒るとか、こういったことはもちろんですが、実は教師が自分で気づいていないことがあるんです。
というのも、実は僕も妻から言われるまで気づかないことがありました。
今年あたりから妻から指摘されていたことなんですけど・・・。
それは、体臭や口臭。
僕の場合、『オヤジ臭』ですね(笑)
妻から言われたんですよ。「なんか、あなたの枕のにおいが最近きつくなってる」って。
ついにこのときが来たかあー!ショック!
妻曰く「オヤジ臭」ではなく「尚久臭」って言われます。トホホ。
見た目は若いってよく言われますが、やはり僕も50歳手前。身体の老化は進んでいるわけですよ。
なので、老化は受け入れて、いかに軽減していくかを日々工夫しています。
汗をかかなかったから、今日は風呂に入らず寝て、翌朝シャワーにするってことをやめました。
首回りや耳の後ろからにおいが出ているらしいですから、お風呂に入らず寝れば枕へにおいがつきますから。
子どもとの距離感や最低限のマナーを意識する
さてにおいに限らず、子ども達は先生の外見には厳しいです。
もちろん外見だけで人を判断するってのは良くないですが、人前に立つとか、人と関わる仕事をするのであれば、最低限のマナーやエチケットとして意識はしておくことが大切ですよね。
例えば、髪の寝癖を直すとか、鼻毛が出ていたら切るとか、こういったちょっとしたことです。
それから、子どもに限らず、人と人との距離感ってとてもデリケートなこと。
僕が今まで出会った先生で、話をするとき距離が近すぎたり、いちいち体に触れて来たり・・・、本人は悪気はないのですが、人との距離感を考えないのもマズいですよ。
これも僕は失敗したことがあるから、余計にそう思います。
まだ20代の頃、ある女子生徒が整列できていなかったので、注意したら笑いながら逃げていったので、僕も追いかけていってすごく近づきました。
笑いながら逃げていたから、僕的には半分お遊びのつもり行ったのですが、彼女は急に目つきが変わり、それ以降は僕に対してすごく嫌悪感を出し、授業中もすごく反発したり、美術室で彼女が座った机にの天板に「稲田死ね」をビッシリ書かれたことも。
極めつけは、「1m以内に近づくな!空気が汚れる!」って言われました(笑)
後から考えると、この生徒の家庭環境や状況から、マズい対応だったことが自分でもわかりました。
だから、教師として当然するべきだということも、生徒の状況をよく考えたうえで対応しなきゃいけないってことを学ばせてもらいましたね。
特定の生徒と関係が悪かった場合、こちらが良かれと思ってすることは、時として生徒からはすごくイヤなことになると思っておいた方がいいです。
音や表情などに敏感な生徒には、気をつけましょうね。
ただでさえ教師は、普段から声を大きく出しがちですから。
本当はその先生が嫌でも、大人しくて自分の意志を言えない生徒もいます。
その場合は、自分の気持ちを言えている先生やカウンセラーから状況を聞いて、どこまで対応していいかを相談してから関わるようにしたほうがいいです。
自分一人ですべて抱え込まないで、自分ではお手上げなときは、他の先生にお任せすることも大切だなあって、若い頃の苦い経験で学びました。
先生だって人間ですから、生徒と相性が合う合わないってありますよ。
そして、まず自分が出来る最低限のマナーやエチケットは心がけておきましょう!
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