怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「あなたはあなたのままでいい」
自分の子供へ自信を持って言えますか?
試験前にすぐ寝る娘を許す父親
現在高校2年の娘が中学2年のとき。
期末テスト前日の夜でした。
テスト勉強していたのですが、早々と終えて寝ようとしてるのです。
僕「あれ?もう寝るん?」
娘「寝ないと、テスト中に眠たくなる」
僕「確かに・・・ハハハ・・・」
テストの出来より、テストで寝ないことを優先した娘。
何も言う気も起こりません。
逆に娘らしくて大笑いでしたよ。
子どものできないことより今できていることに注目する
勉強したことの定着が思うようにいかなかった娘。
小学生の頃も妻が手取り足取り、勉強のサポートしました。
英語教室やソロバン教室も通いました。
怠けているわけじゃにのに、なぜか習ったことが定着しにくい。
親としてももどかしさを感じました。
でも、実は個人差があるんですよね。
このままこの子へ無理やり勉強させていたら、思春期になってグレる。
そう感じた僕たち夫婦は、娘のペースに任せることにしました。
娘へ強制的に勉強させることよりも、娘の今できていることや良さを見て
学校生活を楽しむ姿を見守るように心掛けたのです。
比べない子育てが自己肯定感を高くする
習い事では、徐々に同じように通っている友達と差が出でいました。
2人の兄とも進度が違いました。
同じことやっているのに何でだろう?
そう思ったこともあります。
「お兄ちゃんはできていたのに、なんでできないの?」
この言葉は絶対に言ってはいけない。
子どもにだってプライドはあります。
それを傷つけてはいけません。
これだけは徹底して守りました。
娘は毎日楽しく学校へ通っている。
友達とのトラブルなんて全くない。
これだけでも、すごい能力ですよ。
だから、娘はすごく情緒も安定しています。
自己肯定感高い子どもは思春期も情緒が安定してる
・不安になって落ち込む
・イライラすることが多い
・親へなにかと反抗する
・一人で部屋にこもる
思春期でよくある子どもの行動。
娘にはあまりないのです。
全然ないわけではないですよ。
ただ、親として困ることは一切なし。
「あなたはあなたのままでいい」
という娘への親の姿勢は、娘の自己肯定感へとつながっていると思います。
自己肯定感がしっかり形成されている子どもは、思春期も比較的安定して過ごしていけますよ。
中学生からのメッセージに安心しました
僕が教師をしていた時、中学3年生のある生徒が最後の授業でこんなメッセージを言ってくれたことがあります。
私はよく自分の作品を凝りすぎて、とても時間がかかってしまうことがよくありました。
けれど、稲田先生は認めてくださいました。
私は私のままでいいんだと思いました。
時間がかかってもいいから、自分らしい作品を作っていきたいと私は思います。
この時、僕は涙がこぼれそうになったのを覚えています。
「あなたはあなたのままでいい」
親も先生も子どもを信じてやること。
教育も子育ても「子どもを信じる」ことを大切にしたいですね。
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