中学生に伝えておきたい元教師中年親父の人生論

今日は３月まで勤務していた中学校の退任式です。

思い返せば、中学・高校、あまり目立つキャラじゃなかった僕。

男友達からは、いじられキャラ。

女子からは、話しかけられるとすごく恥ずかしく、自分から話すなんてほとんどできなかったんです。

このブログを読まれている読者のかたには、想像もつかないことと思います。

はっきり自分の考えを主張できず、自分一人で行動もできない超受け身的な生き方。

高校選びも、まあ大学行っておかないといけないからと言う理由で地元の普通科高校に入り、部活動もなんとなく友達といっしょに軟式野球同好会へ入部。

すごく野球が好きだったわけでもなく、しだいに幽霊部員になりました。

勉強にもついて行くのがやっとで、数学は完全に落ちこぼれました。

毎日、何の目的でこんな勉強やっているんだろう？

数学なんて何の役に立つんだ？

と、勉強できない人の決まり文句を言いながらやってました。

高校２年で、唯一自分の得意だった「美術」の道へ進むことを決め、担任の先生のすすめで美術部へ入部。

油絵の楽しさを覚え、美大へ向けてデッサンや油絵を描く毎日。

受験校選びは、「推薦入試で合格できる大学」という安易な決め方。

無難に名古屋芸術大学絵画科へ合格。

美術を活かせ、子どもも好きだし安定していてやりがいのある仕事は教師しかないと思って、教師になりました。

なんというか、無難に無難に歩もうとしていた青春時代。

挑戦なんて、何一つ出来ていませんでした。

自分がやって結果がそれなりに出る範囲のことにしか、チャレンジできてなかったと思います。

そんな僕が、教師になってから少しずつ変わり始めました。

自分らしさを思いっきり出せる仕事だったんです。

若い頃は上手くいかないことのほうが多く、生徒には申し訳なかったけれど

生徒のおかげで教師としても人間としても大きく成長させてもらえました。

また、やりたいことをいっしょにした同僚。

それを許してくれた先輩がたに恵まれたことも大きかったです。

そして、ベテランという年齢になり、定年までの日々も見え始めた頃

自分のこれからの生き方を考えていたんですよね。

もっと広い世界へ飛び込み、自分の可能性を試してみたい。

無難にしか生きてなかった青春時代の僕なら絶対にやらなかった挑戦。

今になって、やってしまってます。

人生は、いくつになっても、いつでも

「どうしてもやりたい！」

と、思うことがあれば、したほうがいいと思います。

まだ、僕は教師を退職して成功しているわけじゃないので、偉そうなこと言えません。

でも、生きていれば何とでもなるという自信はあるんです。

なぜそんなこと思うのか・・・？

僕は生まれた時、仮死産でした。

助からないかもしれない状態だったそうです。

たとえ助かっても、脳に何らかの障害が残るかもしれないと言われたそうです。

でも、今こうしてブログを書いています。

生きています。

生まれた時、死ななかったのは

何か生きる意味が僕にあったんだと思います。

僕が生きることで、誰かのためになることがあるんだと思います。

先生という仕事をすることが、そうだったのかもしれません。

でも、今は先生じゃないですが、まだ生きています。

それは、家族のためなのかもしれません。

アンガーマネジメントを広めて助けられる人がいるのかもしれません。

産業カウンセラーになって、助けられる人がいるのかもしれません。

それ以外に、まだやれることがあるのかもしれません。

自分が人生を選び、生きてきたように思えることも

なんだか、こうなるために生まれた時から決まっていたんじゃないの？

って、最近思ったりもしています。

自分に起きる出来事、出会う人

すべては、必然なんだろうなあと。

中学生へメッセージ

今日は、生徒へ次のようなこと言いたいです。

先の不安なんかより、自分に沸き起こる気持ちを大切にしたほうがいい！

今、いいと思う仕事。

君たちが大人になった時、なくなってるかもしれないし、全然良くないかもしれない。

時代の変化は早い。

どんどんコンピューター化されていく。

でも、コンピューターを作りプログラムを組むのは人間。

人間は自分で考え判断し、自分の生き方ができる。

人生を作るのは、親でも先生でもなく、君たち自身なんだよ。

どんどん失敗して、最高の人生にしてください。

こんなことが言えるといいかな？

カッコいいこというつもりはないので

僕のハートから出てくる言葉を言えばいいでしょう。

今日は長くなってしまいました。