怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
臨時休校が続く学校、久しぶりに再会する学校、様々となっていますが、いかがお過ごしでしょうか?
家でダラダラする子どもへイライラ、子どもの弁当の準備や仕事への影響でイライラ、さらには学校へ行けずに退屈している子どもまでイライラしているかもしれませんね。
少しでもイライラを防いだり、減らすためには『想定内を増やす』ということが大切なのですよ。
『想定内を増やす』とは、どういうことなのか?
我が家のマイペース娘への対応がヒントになると思うので、過去のブログをリメイクしました。
ぜひご覧くださいませ!
突然の子どもの送迎も想定内にしておく
我が家の女子高生娘(2017年当時)。
朝、着替え終わってカバンを持って、いざ出かけるとなってから
「なあ、送って~」
おいおいおーい!ワーオ!自転車やないんかーい!
僕はてっきり自転車で行くものと思ってたので、不意打ちを食らって慌てて準備。すぐに車に乗っけて送りましたよ。
高校の近くで娘を下ろし、「いってきます」や「ありがとう」の一言もないまま、スタスタと娘は歩いて行きました。
そっけない朝の一コマ。家に戻って妻とこんな会話をしました。
僕「まったく、きまぐれなやつだなあ」
妻「私は、彼女はそういうもんだと思っているから、いつも準備万端よ!」
僕「なるほど~。さすがだねえ」
妻「あらかじめ予測されることに準備しておくことが、無駄なイライラを防ぐコツよ」
いやあ、妻には頭が上がりません。
僕たち夫婦は二人ともアンガーマネジメントファシリテーターです。
だから、お互いにイライラの対処法もよくわかっています。
でも、先月まで教師をやっていた頃は、家を出るとき娘も寝ていたので僕は対応をまだわかっていませんでした。
朝こうやって娘に対してイライラしないために工夫することも必要ですね。
もし、娘に自転車で行ってほしいなら、行ってほしいと伝えることもしなくちゃいけませんね。
何もやらずに、一人で娘に対してイライラモヤモヤしているのが一番良くない。
親に挨拶をしない女子高生の娘でも満足できる
さて、車で送っても無口で車を降りて、スタスタと勝手に歩いて行く娘。
「ありがとう」とか「行ってきます」の一言でも言いなさい!
って言いたくもなったことがありますが、あえて僕はいいません。
朝はテンション上がらないマイペース娘に無理して言わせるより、家に帰って来てから、話をしたいときに話してもらった方がいいと思っています。
それに高校では、挨拶もできる礼儀正しい行動ができているようですから。
娘に無理強いしないからなのか、思春期にしては我が家は比較的親子の会話も豊富で、言いたいことも伝わります。
娘の話したいことは話してくるし、話す必要のないことは話して来ない。まあ、当たり前と言えば当たり前なのでしょうけど、それが自然体でいいんじゃないですか?
一昨日の夕食中のこと。最近スリムになってきた娘に
僕「顔がスッキリしてきたなあ。やせたなあ」
娘「おとんにそう言われると、うれしいわ」
と、言ってくれました。
娘がほめてくれるなんて、感激です。
こうやって親に向かって話してくれる様子が「かわいいよねえ~」って、妻と話しました。
4月から、ついに次男も一人暮らしを始め、一人になった娘。
いつも次男といっしょにスマホをつついて
二人でこんな写真撮ってキャッキャいいながら、仲良くおしゃべりしまくっていただけに、一人でスマホに向かう娘の姿がさみしく感じられます。
でも、僕が思うほど、さみしくはないのかもしれません。
だって、彼氏がいますから。
これも想定内にいれなくては・・・。
ここまでは、2017年当時のブログでした。
『想定内を増やす』ということについて、理解していただけたでしょうか?
子どもって、親の想定通りに行動なんてしないことがしょっちゅうです。
「子どもだったら、こんなことするだろう」
「こんなことがあってもおかしくないね」
そんな感じで想定する意識をいつも持っておきましょうね。
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