怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
ホワイトデーのお返しなく妻が激怒！ ネクタイで夫の首を絞める
exciteニュースより
大阪府堺市でこんなニュースがありました。ビックリです。
妻が「ネクタイで首を絞めた」と供述したため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。
夫は軽いけがを負い、病院に搬送されましたが命に別条はないようです。
妻の供述を要約すると
①夫に不信感があった。
②お返しをくれなかったことに腹が立ち、嫌がらせをしようとした。
③犯行時は酒を飲んだ状態だった。
この事件をアンガーマネジメントの視点で考えてみましょう。
妻は夫に不信感があったようです。どんなことで不信感があったのかはわかりませんが、
夫に対して不信感があるということは、それは妻の『心の器』へマイナス感情が溜まっていくことにつながります。
心の器に溜まったマイナス感情が何かのきっかけで溢れだすことが『怒り』です。
ということは、
腹を立てた理由は
お返しをしなかったから
ではなく、ただのきっかけにすぎません。
何でもいいから夫へ怒りをぶつける理由が欲しかった
だけなのだと思います。
逆に考えれば、お返しをしていれば今回の事件は起きなかったのではなく、何か別のきっかけがあった時に、きっと妻は夫へブチ切れるような怒りをぶつける行為をするだろうと推測できます。
さらに、犯行時は酒を飲んだ状態だったことも怒りを増幅する原因になります。
酒は『百薬の長』と言われますが、飲みすぎると気が大きくなったり、普段やらないような言動をみせたりと、理性を保てなくなります。
まあ、酒については、私いなっちも気をつけなければいけません（笑）
みなさん、今回の事件は他人事ではありませんよ。
日頃から、妻や夫の『心の器』に溜まったマイナス感情を
察する努力
抜いてあげる努力
これを意識していきましょう。
そうすれば、ホワイトデーのお返しを忘れていたからといって妻がブチ切れることはありません。
実は、私も今日お返しを渡しました。
妻はうれしそうに食べていましたよ。
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