相手を許せるようになるためのコツとは?
こんにちは。いなっちです。
このブログを読んでくださっている方から、「心の器を大きくするにはどうすればいい?」と質問が来ました。
アンガーマネジメントには様々なテクニックがあり、全てを紹介することはできませんが、私がいつも大事だと思っていることは
『相手のべきを理解する努力』です。
ブログ開設第一回目に『べき』についてちょっと書きましたが、
『べき』とは、
「子どもは・・・・・であるべき」
「妻は、夫は・・・・・・であるべき」
といった、その人の価値観であって、その人自身の物事の判断基準です。
だから、どんなにまわりからあの人は間違っていると思われても、その人にとっては正しい判断基準なのです。
怒りは自分の『べき』と相手の『べき』に大きなズレが生じたとき、つまり自分の『べき』が裏切られたときに起きるわけです。
ですから、心の器を大きくするには、相手の考えを理解する努力も必要なのです。
そこで、『べきログ』というテクニックがあります。
自分がよく使う「べき」を書きだすことで、自分がどんなことにこだわって、どんな判断基準を持っているのかを知ることができます。さらに、可能であれば他人の「べき」を書いてもらい自分と比べることで自分とのギャップを知って怒りを事前に防ぐことも出来ます。
以前、『アンガ-ログ』について書きましたが、アンガ-ログを書いていると自分の怒りのパターンもわかり、そのとき自分にどんな「べき」があったのかもわかるようになります。ぜひ、「アンガ-ログ」と一緒に活用してみてはどうでしょうか?
あっ、それと、何でもかんでも相手の考えを受け入れなさいってことではありませんよ。
相手を理解するけど受け入れないことも必要。
「そういう考え方もあるよね。でも、自分は違うけど。」
と、サラッと流す余裕も持ちたいものですね。
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