焦らなくて大丈夫。 子供が休むことも大切 !
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【今の子ども達は、毎日高速道路をビュンビュンと走って行っているようなも。時には、一般道路に出る選択肢もあっていい】
これは、かなり前になりますが、教員免許更新を受講したとき、講義を担当していた大学教授が言われた言葉です。
子どものペースで人生を歩むことも必要
現代はありとあらゆるものが高速化されています。宅配便が翌日届くなんて、若い頃には考えられませんでした。
便利でありがたいことですが、子どもたちの人生においては、何もかも高速化されなくてもいいと僕は思います。
現代の子どもたちは“高速道路”という人生の道をビュンビュンスピード出して、みんなが必死で同じスピードを保とうとしています。それも正確な運転で失敗が許されない状況で走っているように思います。
でも、それってすごく疲れることもあるんですよね。だから 子供が休むことも大切 。疲れたらサービスエリア寄って休憩し、元気になったらまた出発すればいいです。
ところが、サービスエリアでの休憩では回復できないこともあるのです。そんなときは、インターチェンジから一般道路に出て、ゆっくり走ることも必要です。
学校へ行くことができなくなれば、無理矢理、高速道路走らせるわけにはいきませんよ。自分のペースで、一般道路を走らせるたらいいんです。
子どもは、成長していく過程の中で、その時期に必要な達成課題を達成することができていないと、いつかどこかでもう一度取り戻そうとするんですよ。
だから、ゆっくり一般道路を走りながら取り戻す時間も必要なんです。
発達課題を取り戻すために 子供が休むことも大切
講演で発達課題について話をしたのですが、そのことであるお母さんがとても印象的な感想を書いてくれました。
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