人と違う子ども の行動や意見を認めていますか?当たり前に疑問を感じていますか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「学校の勉強って意味あるの?」「宿題する必要を感じない!」「みんなと同じことしたくない!」
こういった意見を子どもから言われたことはありませんか?
「みんなやっているんだから、我慢してやりなさい!」とか「宿題するのは普通当たり前でしょ!」と言ったことはありませんか?
『普通』『当たり前』って何なのでしょう?そこに疑問を感じるってすごく大切なことじゃないでしょうか?
大多数の意見だけで物事が進み少数意見に耳を傾けなかったことで、大きな事故や災害につながることがあります。
もうじき8月15日の終戦記念日ですが、大多数の意見で大勢の命が失われてしまった戦争について考えるとき、目の前の『普通』『当たり前』を盲目に信じるのは危険なのではないかと思うのです。
終戦記念日と現代日本の違和感
今年は都合で帰っていませんが、毎年お盆前は実家の墓掃除をしています。
第二次大戦で亡くなった祖父の墓石を洗いながら「我が子や妻の顔を見たかっただろうなあ。生きて帰りたかっただろうなあ・・・」などと、いろんなことを考えます。
当時は戦争に行くことが当たり前で、日本は必ず勝つと信じ切っていた時代。
とはいえ、愛する妻と我が子を残して戦地へ向かったことを考えると、胸が引き裂かれるような気持ちになります。
そして戦時中は様々な標語があったようで「欲しがりません勝つまでは」「ぜいたくは敵だ」と、戦争を知らない僕でも目にしたことのある標語です。
軍部とマスコミがこういった標語を使って国民の戦意高揚へつなげ洗脳していきました。
戦争のない今の日本。僕はこんなに自由で安心して過ごせる今の日本は本当にありがたい時代だなあと思っていました。
しかし昨年から少しずつ、僕は今の日本に違和感を感じるようになっています。その違和感とは!?
次のページへ続く。
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