子どもの 悪い所を叱る ことばかりしていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
叱ることは悪いことではないのですが、叱ることでしか子どもへ伝達手段を持ってないとか、叱るときの表現がマズいというのは、その後の関係性に思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。
そしてもっとマズいなあと思うのが『子どもへ言うことを聞かせたい』という、親の勝手な都合で叱ること。
誰かが「子どもは親の言うことを素直に聞くべきだ」と言った時、それを聞いたあなたは「そうだ。そうだ。」と思いますか?
子どものために叱るとき自分の都合がある
叱るのは相手のため、怒るのは自分のため。
叱るのは相手の成長を願って、怒るのは自分の都合。
こういった定義があります。
親が子どもへ叱る時の定義は、純粋に「子どものため」じゃないことの方が多いように感じます。
「子どものため」という理由で叱っていても「親の都合」が見え隠れしていることが多くないでしょうか?
親が子どもを叱る、教師が生徒を叱る、上司が部下を叱る。その後、叱られた子どもや部下が素直に納得する、または後々になって納得する、ということもあります。
僕も経験がありますが、「あの時、先生が厳しく叱ってくれたおかげです。」って、卒業するときなどに生徒が言ってくれるわけです。
とっても美しい話でしょ?
でも、これには危険性もあるってことを知っておかなくてはいけないんですよ。
教師と生徒の信頼関係があるのに、どういうこと?って思うでしょ?
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