岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
3年前の年末に、次のようなことをブログへ書き残しています。
長女、長男、僕の3人で妻の実家、愛知県東海市へ。妻は大学センター入試控えた次男のためにお留守番。実家へ移動する前に妻とこんな会話をしました。
妻「去年に引き続き、実家へ帰れないなあ」
僕「申し訳ないね」
妻「それはいいんだけどね。子どもが3人そろうことがなくなったよね。いつだったかなあ?3人そろったのは」
僕「いつだろうね?」
妻「これで長女が高校卒業して家を出たら、寂しくなるだろうなあ」
ところがどっこい!長女が高校卒業してから、あっという間に長女はママに、僕と妻はジジとババになりました。
そして孫のひなちゃんは、昨日で生まれて100日目。
詳しくは、子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記をご覧くださいませ。
愛情受けて育つと思春期から強さを発揮する
我が家の子ども達が3人でワイワイしていた頃って、大変なこともいっぱいありましたが、あっという間に過ぎていってしまいました。
子どもが親へしっかり甘えられて育ったら、子どもはたくましく成長していきます。
我が家も3人ぞれぞれやりたいことがあって、親はとくに口出しすることもなく子どもへ任せています。
小さいころから、できるかぎり甘えさせて育てたつもりです。
何度かブログへ書きましたが、娘は幼稚園や小学校のころ、極度の人見知りでした。
幼稚園の送りで母親から離れるのが嫌で「お゛か゛あ゛さ゛あ゛ーーーん!!!か゛あ゛あ゛あーーーー!!゛」
ものすごい声で泣きわめいたこともしょっちゅうでした。人見知りも激しくて、幼稚園になっても知らない人から声かけられるとうつむいて黙る。
でもそれはいつまでも続くものじゃないと思っていたので、人見知りする恥ずかしがり屋の娘の行動自体が可愛いいなあと思ってましたよ。
そして娘の要求だった『抱っこ』は、できるだけ受け止めたことで、思春期辺りからどんどんとたくましさが発揮されるようになっていきました。
甘えたいときに甘えさせておくと、後々子どもに良い影響でるんです。
甘えさせても結果がすぐ出ないから途方に暮れる
愛情をしっかり受けて育てられた子どもは、大人になってから強さを発揮します。
しかし、甘えさせていてもすぐに結果はでません。
「なあなあ、お母さん聞いてー!」
「お父さん抱っこしてー!」
「もっと一緒にあそんでー!」
子供は何度も何度も同じことを要求しますよね。絵本を読んでいても、同じ絵本を何回も読まされたことがありましたよ。
「いったい、これがいつまで続くんだろう?」と、仕事の疲れで面倒くさくなったこともあります。
見通しが立たないから、途方に暮れてしまうのです。また、どこまで甘えさせていいのか迷ってしまいます。
甘えさせることと甘やかすことは大きく違いますしね。
子どもが甘えてくるのはまだまだ甘えが不足しているから
『この子はふだん甘えているからダメなんです』という親御さんがたまにいらっしゃいます。
でも、子どもを突き放さないでください。それは、子どもが心から甘えられてる実感が無いことからの行動で、もっと甘えさせてほしいという要求。
心のエネルギーを補給させてほしいという要求ですよ。
わがままを言って関わりを求めている場合は、まだ甘えが足りないんです。
子どもの心を満たしてやってくださいね。それは必ず子どもの将来に役立ちますから。
愛着形成できた子どもは困難に出会ってもくじけない
大人になれば、仕事のプレッシャーや責任など、自分で乗り越えていかなければならない課題がいっぱい出てきますよね。
これは思春期でも言えますが、乗り越えなければいけないハードルが出てきた時、しっかり甘えさせてもらった人ほど乗り越えていこうとする力が備わっています。
何度も書いてきましたが、子どもを抱っこしたりしてスキンシップをしっかりとれば、子どもへ基本的信頼感が育ち、それは心の土台としてしっかり築かれていくことにつながっていくのです。
母親と子どもとの愛着形成がしっかりしたものであればあるほど、心の土台はしっかりしていき、大人になって本領発揮するのです。
基本的信頼感が頑丈であれば、少々のことではへこたれません。
お子さんが小さいうちにしっかり抱っこしておきましょうね。
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