岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今日は孫が退院して、我が家での生活が始まりました。
孫日記へ書いていますので、ご覧ください。
➡我が子の子育ての反省を孫育てに活かす
さて、子どもは成長とともに行動範囲も広がりますし、いろんなことに興味津々でやってみたいことをやりたくなるんですよね。
でもどうしても叱らなければいけないことだって出てきますが、今回は「その叱り方ってマズいでしょ!?」ということについて書いてみました。
子どもを叱るお母さんの残念な対応
以前、家族で夕飯食べに某ショッピングモールへ行ったときのこと。
歩いていると前から幼児がフラフラと,よそ見しながら走ってきました。
すると、長男へぶつかりそうになりましたが、上手によけて進んでいきます。
さらに長男の後ろを歩いていた妻へもぶつかりそうに!
結局ぶつかりはしませんでしたが、子そもの後ろをついて歩いていたお母さんの対応が残念でたまりませんでした。
その子どものお母さんは、前を見ずにスマホを見ながら歩いていたんですね。
長男へぶつかりそうになった時は、スマホに夢中で気づいていませんでした。
そして、妻にぶつかりそうになったときやっと気づいたのです。
「ちゃんと前見てなきゃダメでしょー!」と、子どもを怒ったんです。
アンガーマネジメントは怒ってもいいけれど大切なことがある
「おいおい、あなたがそれ言えるの!?」
「あなただって、前見てなかったじゃない?」
と言いたくなりましたが、僕も妻も目を合わせて苦笑い。
僕はアンガーマネジメントをお伝えするとき、「怒ってもいいんですよ」と伝えています。
ただし、そこには条件があります。
・怒る必要があることか?
・怒る必要がないことか?
「自分で適切に判断できるようになりましょうね」ってこと。
さらに、アンガーマネジメントとは、「怒って後悔」「怒れなくて後悔」といった『怒りで後悔』をしないようになるための心理トレーニングだということもお伝えしています。
さらに、怒るときの基準はいつも同じであることも大切です。
自分の都合で怒るとか、機嫌で怒るっていうのはダメ!
どう見ていても、今回のお母さんは自分の都合だけで怒ってましたよね。
怒るときのNGワードを使わない
さらに、お母さんは怒るときのNGワードも使ってましたが、あなたは気づきましたか?
その答えは「ちゃんと」です。
「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」といった言葉は、あいまいな言葉で具体性がない。
だから、言われた側も何をどこまですればいいのかが、わかりづらいのですよ。
今回紹介した子どもはよそ見はすることもありましたが、一応前は見ながら進んでました。
ぶつかることはなかったので、子どもなりに「ちゃんと」前を見ていたのかもしれませんね。
「ちゃんと前を見なきゃ」
これでは具体的にどうすればよいか、わかりづらいです。
「前から来る人を見て、ぶつからないようにまっすぐ歩いて」
というような言い方のほうがいいと思います。
こういったこと、子育てされている人にもっと知っていただきたいです。
さらには、部下指導などでも大切なことです。
パワハラにつながらないためにも、学んでおくといいですよ。
子育て、部下育成など、学んでおきませんか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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