岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもの強みを消していませんか?
孫の誕生から6日目。いよいよ今日は退院の日です。
孫日記はこちら➡孫の退院カウントダウン!前日準備
さて、以前に愛知県豊田市の某企業様の社内研修で「風通しの良い職場づくりに活かす感情コントロール術」~自分も相手も傷つけない伝え方のコツ~というテーマで研修させていただいたことがあります。
味噌煮込みうどんとアンガーマネジメントと子育てに共通点?
豊田市へ向かう途中に新幹線を下車して名古屋で昼食。せっかくなので久々に味噌煮込みうどんを食べたくなって、山本屋本店へ。
熱々の土鍋で出てくるとまだグツグツ煮えたぎっています。だから土鍋の蓋を皿代わりに麺を乗せて食べるのが一般的。はしでつかんで口へ入れて噛む。おかずですね。
なぜなら、うどんが固くてゴツゴツしているし気を付けないと味噌が飛び散ってくるので「チュルル~ン」なんて食べ方はできないんです。
うどんと言えば僕のイメージでは「ツルツル」「シコシコ」といった、さぬきうどんのイメージがあります。でも、味噌煮込みうどんの麺は、麺に芯が残って固い。まだ煮え切っていない感じ。でも不思議とそれが美味いんです。この麺じゃないと味噌煮込みうどんはダメなんですよ。
たぶん、味噌煮込みうどんの麺を一般的なうどんの汁に入れたら、全然合わないでしょうし、一般的なうどんの麺を入れても合わないでしょうね。
「うどんはこんな麺じゃない!」って、名古屋の味噌煮込みうどん店に入って文句言っても、変えられませんよ。
変えられないことは、まず現実を受け入れる。受け入れたうえで現実的な対処を考える。これがアンガーマネジメント。
子育てでも、我が子の変えられないことを何とかして変えようと必死になっていませんか?
「毎日単語を10個覚えなさい!」「もっと集中して勉強しなさい!」たしかに、これらは変えようとすれば変えられることかもしれませんね。でも、変えるのは子ども自身であって、親が無理やり変えようとすることじゃないんです。
子どもでも大人でもそれぞれ得意なこと不得意なことがあります。まして勉強ともなれば、得意不得意の差も大きく出やすいです。さらに好きでやっている子どもは少ないですから、親からの命令で素直にやろうって気持ちになんてなりませんよ。
大人だって、仕事でやりたくないことを任されたとき、上司から命令されるだけではやる気は起きませんよね。子どもも一緒です。
親は子どもの強みを消していないか?短所を裏返して長所に変換
味噌煮込みうどんの麺が一般的なうどんの汁では美味しさを発揮できないように、人はそれぞれ自分の力を発揮しやすい場面と、そうでない場面があるんです。
例えば、授業中に大きな声で私語をする子ども。授業という場面で考えれば、他の生徒に迷惑がかかるし、先生も授業を進めにくくなる。そうなると先生からは「Aくんは、いつも大声で私語をしてうるさくて困る」となってしまいます。
でも、授業じゃない場面だったらどうでしょう?仕事をするようになれば、大きな声がでるというのはものすごく役に立つ場面がでてきますよね。これはすごい強みになります。だから、子どもの強みを消してはいけないと思うんです。
以前にも紹介しましたが、我が家の長男は小学生の頃、学校から帰ってくるとゲームをしながら鍵盤ハーモニカを吹きながら、吹かないときは歌いながら宿題をしていました。これは、長男の強みだと思ったんです。
『落ち着きのない子ども』と決めつけていたら、「集中して宿題だけしなさい!」と注意ばかりしていたと思います。きっと長男の強みは発揮できず、今の映像開発のクリエイティブな仕事にも就けていなかったでしょう。
『同時進行でいろんなことができる才能がある』と僕たち夫婦は感じていたので、子どもの思うようにさせてみたことが今につながり、長男は「仕事と趣味の区別がつかない」と毎日生き生きと仕事しています。
あなたは自分の子どもの強みをあああああ消していませんか?短所と思えることも裏返せば、長所に変りますよ。さあ今日から、お子さんの強み発掘していきましょう!
僕は、孫の強みを見つけていきたいですねー!
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アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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