怒りの取扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
叱るって、苦手な人が多いですよね。
そこで今回は、僕が教師時代に書いたブログで「叱ること」について書いていたので、それをご覧ください。
他人を攻撃する子どもの心は親から満たされていない
あなたは悪くない。やったことが悪い。
事実を叱ること!
弱い立場の者へ嫌な言葉を言ったり嫌がらせをする。
学校現場へ勤務していると、毎年のように出くわします。
僕にとって、一番腹の立つことでもあり、そういう事が起きると、なんとかして解決しないと気が済みません。
そういった問題行動を起こした生徒、もちろん指導します。
僕の本心としては、事実を突きつけて、嫌がらせを受けた生徒の気持ちをわからせようと「わかっとんか!コラアッ!」と、怒鳴りたいくらいなのですが、それは逆効果なんです。
『他人を攻撃する』
それは、自分の心が満たされていないから。
親から愛されていないと感じている。親から認められていない。親とのスキンシップが不足。などなど・・・。
親子の愛着形成が不完全なことが、原因になっていることが多いのです。
結局、そういう子どもは、心が満たされていないんですよ。
だから、こういう子どもへ威圧的に一方的な指導をすると、その場は反省したように見えても指導への反抗心がさらに火をつけ、よけいに相手を攻撃する、悪循環となります。
だから、指導する際は、まずは子どもの気持ちへの寄り添い、「どんな心の状態か?」を、しっかりと把握しながら、子どもの不満や不安を引き出すんです。
事実と行為を叱り、人間を叱らない
やったことの「事実」や「行為」はダメ。
でも、あなたという「人」が悪いのでない。
こういったスタンスで指導していくのが良いですね。
人格否定とならない、叱り方を心がけましょう。
そして、叱ることに重きを置くのではなく、子どもとの信頼関係を築く手立てに重きを置く方がいいですよ。
子どもも大人も、叱られるより、自分を認めてもらう方がうれしいですからね。
前回も書きましたが、『当たり前にできていること』にこそ注目する。
できていることを喜び、感謝を伝えることです。
ここまでが、当時のブログ。そのブログを振り返ると、あらためて当たり前のことに感謝を伝えたくなり、昨日妻へ当たり前のことに感謝を伝えました。
「今日も仕事から帰ったら、美味しい晩御飯を用意してもらえて、こんなに幸せなことはないよー!うれしいー!」
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