怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログは反響が大きかったようです。こちら➡親の言葉が子供の成長へ悪影響?大人になっても苦しむ思考の癖
ブログを書く僕だって、子どもへイライラぶつけていた父親ですので、前回のブログへ書いたお母さんのイライラする気持ちもすごくわかります。
ただやっぱり、これだけは自信もって言えますよ。
親の都合で子どもへイライラぶつけてはいけません
そうなんです。親だって自分のことやりたいし、買い物したいし、それを乱されちゃうとイライラするんです。
僕は、家族で車に乗って出かけるとき、車酔いしやすい長男が「気持ち悪い」って言いだした途端、ひどい言葉を言っていました。
「なんで酔うんなら!?酔う前に、早く言えよ!」って。
子どもは車酔いしたくて酔っているわけじゃないのに。
酔う前は、酔ってないから知らせることできないのに。
とんでもなく酷いことを長男へ言ってたなあと、あの頃の自分を思い出すと恥ずかしく、申し訳ない気持ちになります。
そんなときに、子どもを守ってくれていたのが妻です。
子どもの気持ちに寄り添って、子どもを責めることなく、吐いたものの処理をしてくれてました。
時には、僕の暴言に「いい加減にしなよ!」って、僕に厳しく言ってくれました。
今の自分があるのは、妻とアンガーマネジメントのおかげだと思います。
幸い、妻やアンガーマネジメントのおかげで長男も健全に成長してくれました。
親だって楽しみたい、それなら予測を立てて準備をすること
ところが、そうじゃない親子関係の人もいます。
僕が関わってきた生徒で、勉強も運動もできてリーダー的な存在だった生徒。
けれども、親の願望や理想が強く、いまだに親との関係性の中で悩んでいる人もいます。
子どもの感情や要求を、親の都合で押さえつけたり、無視したりしていけば、必ずといっていいほどどこかで影響が出てきますよ。
その多くが、思春期に現れます。
前回のブログで書いた幼い女の子も、今は親の言うとおりに行動するかもしれません。
でもガマンにガマンを重ねたら、もうこれ以上ガマンは無理となったとき、外へあふれ出すのか?それとも、自分の内へ流れ出すのか?の違いはあれど、行動となって出てきますよ。
親だって自分の買い物を楽しみたい。もちろんです。
それならば子どもが一緒の場合、どんなことが予測されるのかを考えて、準備しておくことが必要ですね。
幼いお子さんをお持ちの方々にお話を伺うと、周囲と協力したり、子どもに負担にならない時間帯を考えたり、休日に買いだめしたり、子どものお楽しみを考えたり、実に様々な工夫をしておられます。
うちの妻も子どもが幼かったころの買い物は相当苦労したようです。
特に長男が1~2歳の頃は陳列された商品をダーッと落としていくような子だったので、「怒るより、さっさと済ませて家に帰る!」「走ろうとする子どもを捕まえて、片手で抱えてきたから筋肉痛だわ!」「バレー部で筋力を鍛えておいて、役に立ったわ!」と言ってました。
さらに、店で長男が買い物カートから体を伸ばし、卵を落として割ったことが2回もありました。
さすがにその時は情けなさと恥ずかしさで涙が出たそうで、でも、店員さんが「お気を落とさないでくださいね」と優しく声をかけてくれて、とても心が救われたと言ってました。
皆さん様々な思いを抱えておられるでしょうが、子どもがある程度大きくなればお留守番もできるし、親が声をかけてもついてこなくなります。
妻も「いろんなことがあったけど、それも今じゃいい思い出よ。これからは、夫婦二人の時間を楽しみたいね」って言ってます。
けれども、早速昨日から娘が彼氏を連れて帰って来て、妻はその世話に追われているのですが・・・(笑)
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