怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
すでに香川県高松市で一人暮らしを始めている娘は、明日が専門学校入学式。
入学式自体には最初から参加するつもりはありませんが、せっかくだからその日の夕方に妻と一緒に娘の所へ行って、一緒に晩御飯食べて泊まって翌日帰ろうと計画し、娘へ妻がLINEを送ると予想外の反応が!?
父親のイビキが嫌で親を泊まらせない娘
「おちょこ」というのは、僕のことです。
そんなにイビキが大きかったのか?ハア~、ショック!
でもまあ、一人暮らしで寂しい思いをしているわけでもないようなので、それはそれで安心です。
結局、晩御飯は一緒に食べて、泊まらずに帰ることにしました。
こんなマイペースな娘ですが、意外とかわいいところがあるんです。
例えば、さきほどのいびきのことも「いびきがうるさい!」と書かずに「いびきがちょっと」と、遠慮気味に書いてますよね。
あれは娘なりに、僕を傷つけないための表現だと思いますよ。
先日は娘を車に乗せて高松へ連れて行き、その日は娘の部屋へ一緒に泊まらせてもらいました。
朝が早かったので、行きの車内で朝食取りながら行ったのですが、娘は自分のピザまんを一口食べてから「食べる?」と、僕へ渡してくれました。
アパートで翌朝、朝食に食べていたパンも「食べる?」と、僕へ渡してくれました。
年頃の娘が、お父さんへ自分の食べているものを渡してくれるなんて、なんとまあ幸せなことでしょうか。
子どもの長所も短所も全て認めるのが親の役目
「いびきがうるさい」と言われたことに注目すれば、寂しい気持ちになってしまいます。そんなことで泊まることを断られたら、怒る親もいるかもしれません。
けれど、いろんな場面でまだまだ僕へ気遣いをしてくれたり、食べているものを渡してくれることに注目して見れば、とっても嬉しい気持ちになっていきます。
足りないものや、できないことを探すより、今あるものや、今できていることを探すほうが幸せな気持ちになれますね。
子育てをしていると、子どもの足りない部分や、できてないことばかりに目が行きがちです。
実はできていることはいっぱいあるのに、それが見えなくなってしまうんです。
その原因は、脳のしわざ。
脳は一つのことに意識を集中すると、他のことに意識が向かなくなってしまいます。
だから自分で意識しておかないと、自分の見方が偏ってしまっていることに気づかなくなっちゃうんですよ。
これは僕の講演や研修でも、ある動画を使って体験してもらっています。
前回のブログ親は子供へ感謝の気持ちを持つ!生きているのは当たり前じゃないでも書きましたが、当たり前のことって、ついつい注目しなくなっちゃいます。
逆に、当たり前じゃない特別なことにばかり注目してしまう。
そうなると、例えばスポーツや勉強ですごい結果をだしていることにばかり注目してしまうわけですね。
自分の子どもが結果をださなければ、「もっと努力しなさい!」って叱咤激励。
結果は出なくても、それまでの過程でその子どもの良い部分が見えるはずなんですが、見えなくなってしまう。
娘は幼稚園、小学校、中学校、高校、11年間。特に目立って凄い結果は残せてないですし、学校でバリバリとリーダーシップを発揮したわけでもないです。
でも、毎日楽しそうに通っていた娘。それだけで十分でした。
意外にも部活動では、親が知らないところで後輩から慕われる存在だったみたいですけどね。
親は、授業も部活動も行事も子どもが活発に活動してくれているのを見たとき、すごく嬉しい気持ちになります。
それは自然なことですが、そうじゃない部分だってもっているわけです。
日の当たる部分があれば、必ず影もできます。長所もあれば短所もあるわけです。
長所も短所も両方あるのが人間。
我が子の長所も短所もすべて認めてやることが、親の一番大事な役割じゃないかなって思うんですよ。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。