怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
いなっち家3人の子どもの末娘が高校を卒業しました。インスタグラムに卒業式の写真を投稿しましたが、多くの方からお祝いのメッセージをいただき、誠にありがとうございます。
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さて、娘は我が家の3人の子どもの中で一番僕に顔も性格も似ています。妻も「女子版尚久だ!」と認めてます(笑)
娘は思春期でも、すごく反抗的だったり不愛想だったりということはないです。でもちょっとしたことでイライラしたこともあります。それは、娘も僕もお互いの行動に対して。
実はイライラポイントも似ているんですよ。
娘の言葉にイラッとした父親
僕は、とにかく、自分のペースを乱されることが嫌なんです。『自分のペースで物事を進めたい』『しかも効率よく!できるだけ近道で!』という自分の強い願望があります。
これってマイナスな言い方に変えれば『自己中』ってことにもなっちゃいますけどね(笑)
例えば、たまに夕食後の洗い物をするときに、娘の弁当箱が袋に入ったままだったりするとき。
なぜかというと、いったん手を拭いて袋から出して、弁当箱の中のおかずカップを取り出して捨てて、また洗わなきゃいけないから、ペースを乱されちゃいます。妻は僕のことをよくわかっているので、出来るだけ「洗うだけの状態」にしておいてくれます。
2年前、夕食後の洗い物を僕がしていたときのこと。弁当箱を袋へ入れたままだった娘。その弁当箱に気づいた僕は、
「ったく!洗う側の身にもなれよな」と、心の中では思いましたが、娘にイライラをぶつけても娘は嫌な気分になるだけだろうから、娘に伝わる伝え方をしようと心がけて言いました。
「なあ~、弁当箱を袋から出しに来てくれる?」と、テレビを見ていた娘を呼びました。
僕「袋から出しておいてもらえると助かるんじゃけどなあ」
娘「だって、そんなこと言われたって!」
僕「別にお父さんは怒ってるわけじゃなく、出しておいてもらった方が助かるんよ」
娘「私だってカバンとか荷物でいっぱいじゃし!」
僕「・・・」
イラッとしました。
子どもへ腹が立つのは自分へ腹が立つようなもの
僕がイラッとした原因。
・怒って伝えたわけじゃないのに、なんで反抗的にいわれなきゃいけない?
・伝わる言い方だったのだから伝わるはず。でも、伝わらなかった。
ここには、「こんなに丁寧に伝えていやっているのに!なぜ理解してくれない?」「これだけ努力したのだから、相手は受け入れて当然」という、僕の勝手な思い込みがあるのです。
さらに、娘のイライラ発生ポイントを見落としてたのも原因。
【テレビを見ていた】ということを忘れていました。
学校で疲れて帰ってご飯食べた後は、いつものんびりテレビやスマホを見るのが娘の毎日の日課。
そのペースを崩されるのがイライラ発生ポイント。それは僕と同じポイントなんです。
もし僕が娘のように高校生のときだったら「もう!うるさいなあ。わかっとるっちゃ!」と親へ言うでしょう。
思春期のお子さんと毎日バトルを繰り広げているあなた。
実はあなたとお子さんのイライラ発生ポイントって、同じ部分が多いんですよ。だからぶつかり合うんです。
我が子へ腹が立つのは、自分へ腹を立てているようなもの。
だから我が子へイライラしたときは、一度自分に置き換えてみてください。
「もし今、自分が言われたら素直に聞いてもらえるだろうか?」って。そうすればきっと、言うタイミングをずらしたり、余計な一言は減っていきますよ。
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