思春期の子どもへこんな怒り方は逆効果
怒りの取扱いアドバイザーいなっちです。
今日は僕の恥ずかしい経験をあえて紹介します。
まだまだ若かりし頃。
給食当番さぼった、ちょっとやんちゃな生徒がいました。
「どこ行っとんじゃ?まったく!」
と思いながら準備を終えた頃
その生徒が戻ってきたのです。
僕もかなり腹が立っていましたから
「おめえ何しょうったんなるらあ!こるるらああー!ちょっとこっちこいや-!」
と、巻き舌バリバリで生徒の胸ぐらつかんで
必要以上に怒った経験があります。
しかし、売り言葉に買い言葉。
生徒も感情的になり
「うっせー!離せー!」
と、興奮気味になったのです。
最終的には落ち着きましたが
完全に僕が原因をつくりました。
ダメです。
僕は腹は立っていましたが
巻き舌で怒鳴り散らして胸ぐらつかむほどのこと
ではありませんよ。
『当番サボるとこんなことになる』
ということを、その生徒だけでなく
他の生徒にも示しておきたい
教師の威圧的な部分を見せておく
それが目的だったのです。
今思うと本当に恥ずかしいことです。
実力のない教師がやってしまう一番ダメなパターン。
思春期の子どもは、自立心も高まり
一人の人間としてのプライドも高くなります。
それなのに、給食当番さぼったことで
大勢の目の前で大声で怒鳴られ、胸ぐらつかまれる。
プライドをズタボロにされることなんですよ。
おとなしい生徒なら
「すいませんでした」
と言いますが、やんちゃな生徒はそうはいきません。
やんちゃな生徒になめられたくない。
そういう思いもあったように記憶しています。
それは、先生は生徒よりも上の立場だというおごり。
完全にはき違えていたのです。
この頃アンガーマネジメント知っておいたらなあって思います。
子育てにおいても、ぜひ意識してほしいのが
思春期の子どもに対しては
【一方的な怒り方は逆効果】
ということです。
叱らなければいけない場面あります。
ただし、一方的に大人の都合で感情をぶつける
ということはやめましょう。
やってしまったことに対して
ダメだったことだけを叱る。
そして、忘れてはいけないのが
「どういう気持ちでこんなことしたの?」
「なにがあったの?」
というように、どんなことであれ
気持ちを聞いてやってほしいです。
思春期の子どもは大人へなりかけています。
大人だってそうじゃないですか?
一方的に怒られるだけより
フォロ-入れてもらった方が納得できますよね。
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