怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
女子高生の髪それは命くらい大切なモノ。ところが我が家の女子高生「なあ、髪切って」と僕へ言ってくるのです。
妻は「美容院へ行ったほうが上手に切ってもらえるよ」って、なんとか娘を美容院へ行かせようとしましたが、娘は「おちょこ(僕の呼び名)が短くするといい感じになる」と、僕を一押しだったんですよ。
高校生の娘の髪を切れる幸せをかみしめる父親
娘のご指名に返事は即答「いいよー!」。こんなこといつまでもできるわけじゃない。喜んで引き受けました。
後ろ髪を短くというリクエストがあったので、短くしたら思ったよりもかなり短くなってしまい、「こりゃまずいかなぁ!?」と不安に。
切った後お風呂に入って出てきた娘に「どう?」って聞いてみると、「いい感じ」という娘。ホッとしました。
専門学校入学が決まっていて、4月から高松で一人暮らしの娘。高校3年生が終わるというのに、昔と変わらず髪を切らせてもらえる。
こんな幸せなことありませんね。幸せって、こんな何気ない日常にあるんですよね。
以前のブログでも書きましたが、親にとっての幸せとは、子どもが今いてくれる【存在】が何より幸せなこと。このことについては以前のブログ子供の存在を認めてますか?親は子どもを無条件で認める必要性で書きました。
子どもへ求める大切な価値観は何でしょうか?勉強できること?運動できること?クラスでリーダーシップとれること?友だちが多いこと?思いやりをもてること?
もちろんどれもあればいいにこしたことはないです。それは後天的に身についていく部分もありますが、生まれ持った気質も大きく影響してきます。
親ができたことをそのまま子どもができるというわけではありません。
親は子どもの今を認め、幸せを感じること
できないことをできるようにさせることが親の役目と捉えてしまうと、子どもへ「もっともっと!」と要求基準が高くなるばかり。今を認めず未来の結果ばかりを求めていませんか?
今できていることを認めるから、子どもは次へと進んでいけるんです。これは子どもだけでなく、大人も同じですよね?
今の自分を「ダメ」と見ていれば、「ダメ」がスタート地点になるわけです。「ダメ」は今に満足できていないマイナスな状態。
マイナスな自分の状態に、「自分はダメだから、もっと〇〇できないとダメだ!」と言います。
一見、自分を奮い立たせているように見えますが、マイナスにまたマイナスの「ダメだ!」を重ねているから、さらに「ダメ」になる。
だって、正負の計算でもそうでしょう?-1に-1を足せば、-2になってしまいます。
だまら、まずは今の自分を「OK」と見ておくこと。今の自分を「OK」と見れば、スタート地点はプラスになります。
「今はここまでできている。だけど、今よりもっと〇〇できるようになりたい!」と思えば、プラスにまたプラスが加わるので、どんどんプラスが積み重なっていきますよね。
こういう思考になっていくのは、結局親がどういう言葉を子どもへかけてきたかが大きいです。
だからこそ、今回の僕と娘のエピソードのように、今できること、今ここにいてくれること、『【今】いる、ある』ということに、目を向け、幸せを感じることが大切ですよ。
何気ないことに価値を見つけられるか?価値を見つけられないか?これが、大きな分岐点ですね。
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